卓球技術・コツ 【卓球技術】伸びるサービスで勝利を掴め!中ペンの巻き込み上回転サービスを出す3つのポイント
2023.05.12
文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
中国式ペンホルダー(以下、中ペン)の選手は、上回転巻き込みサービスを使えるようになれば試合で優位に立てます。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第26回では、中ペンの巻き込み上回転サービスのコツを、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフト、バック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。(写真提供:本人)
このページの目次
巻き込み上回転サービス
加藤:今回は中ペンの巻き込み上回転サービスについて解説します。ポイントを意識して裏ソフトラバーでも表ソフトラバーでも回転をかけられるように意識しましょう。
実際のお手本動画 0:26~
ポイント①:グリップの意識
加藤:1つ目のポイントはグリップです。
巻き込みサービスを出す時は親指と中指を使って、インパクトの瞬間に自分の方にラケットの面を向けてあげることが大切です。中指が自分の方に向けることを意識しましょう。
ポイント②:自分の力で上回転をかけすぎない
加藤:2つめのポイントは、自分の力で上回転をかけすぎないということです。自分で上回転をかけようとすると、短いサービスがどうしても出しにくくなります。
そこで、ボールの落下する力を使って回転を加える、ということが大事になってきます。坂道をつくるようなイメージでラケット面を斜めにして、自然に前進回転が加わるようにしましょう。
ポイント③:重心移動
加藤:3つめのポイントは、重心移動です。
ボールの落下する力を使いたいので、手には余計に力を入れないでください。
とはいえ、落下する力だけでサービスを出そうとすると、ラケットを当てるだけになってしまいがちなので、落下する力に自分の重心移動(後ろから前)を加えるイメージでサービスを出してみてください。
巻き込み上回転サービスの見本+解説動画 3:55~
以上の点を踏まえて巻き込み上回転サービスを練習してみて下さい。