卓球技術・コツ 【卓球技術】タオルを使って練習!?バックハンドの威力を上げるポイント
2022.02.22
文:吉田和也コーチのYouTube 神戸TCチャンネルより
威力のあるバックハンドを打つ場合、通常よりも力を入れる必要がありますが、この力の入れ方にもコツがあります。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の17回では、バックハンドの威力を強くするコツと練習法を、神戸TCスタジオの吉田和也さんの技術指導を通して詳しく見てみましょう。
【吉田和也(よしだ かずや)】近畿大学附属福山高校から近畿大学を経て、現在は神戸TCスタジオのオーナーを務める。インターハイや全日本選手権、国体代表の経験も持ち、関西の強豪・近畿大では、関西学生選手権ダブルス優勝を果たす。社会人になってからも全日本選手権ミックスダブルスベスト16、全日本クラブ選手権団体2位など、全国でも実績を残している。右シェーク裏裏。変化のわかりづらい“七色の”巻き込みサービスが武器。(写真提供:本人)
このページの目次
バックドライブで意識するポイント
吉田和也(以下、吉田):今回はバックのドライブやミートのインパクトを強くするためのポイントを紹介したいと思います。
まず意識してもらいたいのは、ボールが当たる瞬間にラケットを引くという動作を加える、ということです。
この「引く」という動作によりラケットの先端が速く動きます。この力を利用してボールの威力を出します。
そのコツを掴むためにタオルを用います。動画のように、当たったら痛そうな音を出すイメージで練習します。
タオルを用いた説明 1:09~
吉田:ラケットを前に大きく出すことよりも引くことに意識を向けます。
打ち終わった後にラケットを下に降ろすイメージでやると勢いが出るので、強いドライブにしやすいです。
打ち始めと打ち終わりにラケットの高さが同じくらいになっていると良いです。
また、ラケットを降ろすところで力を入れているので、ボールにラケットが当たるまでは力を抜きましょう。
実際のお手本動画 2:47~
バックミートで意識するポイント
吉田:バックドライブと同様、ミート打ちにおいてもラケットを引く動作を使います。
ミートの時はラケットを後ろに引きます。先ほど紹介したタオルの動きと同じになります。
ラケットは前に出しすぎずコンパクトに振って、最終的に打ち終わりが打ち始めと同じ位置に戻ってくると良いです。
表ソフトを使っている人も同じようなイメージでインパクトを強くできると思います。
実際のお手本動画 6:41~
まとめ
吉田:このように「引く」ことに意識を向けると、ボールに威力を出せることに加えて、戻りが速くなるというメリットもあるので是非一度試してみてください!