卓球技術・コツ 【卓球技術】チキータの次に流行るのは”チキップ”?どうでもいい技術を真剣に教えてみた
2021.06.16
文:吉田和也コーチのYouTube 神戸TCチャンネルより
現代卓球において上級者にとって必須の技術となったチキータ。そしてそのチキータからさらにもう一歩先を行くこのチキップを身に付ければあなたも上級者の仲間入りができるかもしれません。
「これができると試合が変わる!脱中級者講座」の第13回では、チキップのコツと練習法を、神戸TCスタジオの吉田和也さんの技術指導を通して詳しく見てみましょう。
【吉田和也(よしだ かずや)】近畿大学附属福山高校から近畿大学を経て、現在は神戸TCスタジオのオーナーを務める。インターハイや全日本選手権、国体代表の経験も持ち、関西の強豪・近畿大では、関西学生選手権ダブルス優勝を果たす。社会人になってからも全日本選手権ミックスダブルスベスト16、全日本クラブ選手権団体2位など、全国でも実績を残している。右シェーク裏裏。変化のわかりづらい“七色の”巻き込みサービスが武器。(写真提供:本人)
このページの目次
新シリーズ開始?
吉田和也(以下、吉田):今回は新しい試みをやっていきたいと思います。
名付けて「どうでもいい技術を真剣に教えるシリーズ」です(笑)
これが試合の中で一回でも成功すればあなたは人気者間違いなしです!ただし、失敗した時の恥ずかしさ等も考えて、すべて自己責任でお願いします。
今回紹介する技術は、その名も”チキップ”です。「チキータ+ストップ」でチキップです。
「チキップ」とは
吉田:チキップはチキータとストップを合わせた技です。
チキータをするフォームから、バックでチキータをせずに、フォア面で下回転をかけストップをします。
それではやり方の説明をしていきます。皆さんチキータはできる前提で話を進めていきます(笑)
まず、足、身体の位置、手の形もすべてチキータと同じように持っていきます。そこからはチキータ以上にとにかくボールを引き付けます。
フォア面で触るので、ボールがラケットの上に来るくらいまで引き付けましょう。そこからは回転をかけてすくい上げるだけです。
実際の練習動画 2:44~
チキータとチキップを使い分ける
吉田:早いタイミングで入ればチキータ、ゆっくり引き付ければチキップ、という風に使い分ければ効果的です。
チキップを練習するときは、最初は高くなってもいいので、回転をかけて自分の方に戻ってくるようにしましょう。
戻ってくるようにしないと、相手が届いてしまうので、相手の届かない所にチキップを使うようにしましょう。
ポイントは”ニヤけない”こと
吉田:もう一つのポイントは”ニヤけない”ことです。(笑)
これからチキップをするという気持ちでいるとワクワクが顔に出てしまいバレてしまうので、いかにもちゃんとしたレシーブをするという顔をして、そこからチキップをできると相手も騙されやすくなります。
皆さんもぜひマスターして試合で使ってみてください!