卓球はシェーク裏裏が基本?さまざまな戦型を知り、自分のプレースタイルを固めよう! | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 卓球はシェーク裏裏が基本?さまざまな戦型を知り、自分のプレースタイルを固めよう!

2017.07.31

文:ラリーズ編集部

文:ラリーズ編集部

卓球で勝利を掴むためには、技術を習得することはもちろん、自身に合った戦型を体に染み込ませることが大切です。とはいえ、戦型と一口にいってもその種類はさまざまで、どの戦型が自身に適しているのかしっかりと吟味する必要があります。

そこで今回は、ラケットの種類別にどの様な戦型があるのかをご紹介します。プレイスタイルにお悩みの方は、ぜひご参考ください。

ラケット別に見る戦型 ~シェークハンドラケット編~


卓球の戦型は、どのラケットを使用するかによって変わってきます。例えば、シェークハンドラケットの場合はドライブ主戦型、前陣速攻型、カット主戦型などがあります。以下では、それぞれの戦型の特徴についてご紹介します。

ドライブ主戦型

ドライブ主戦型は、ボールに前進回転をかけるドライブ攻撃を主とした戦型です。男女問わず、トップ選手のほとんどがこの戦型で戦っています。そんなドライブ主戦型の特徴は、ラケットに裏ソフトラバーを選んでいることです。これにより、ボールの回転数を上げることができ、相手選手をより翻弄することができます。この他、フォアハンドとバックハンドの両方でドライブ攻撃を行う点も、この戦型の特徴のひとつです。両方でドライブ攻撃を行うために、裏ソフトラバーはラケットの両面に貼ります。ドライブを中心にゲームを組み立て、時折カウンターなどの技も織り交ぜながら得点を取っていきます。

前陣速攻型

前陣速攻型は、卓球台にできるだけ近づいて攻撃する戦型です。その特徴にはスピード感があげられ、コートに入ったボールをすぐに打ち返し、素早いラリーを展開していきます。これにより、相手選手の意表を突いたり、ミスや失敗を誘導したりと圧倒することができるのです。しかし、この戦型は自身がミスする可能性も持ち合わせています。相手選手がどんなボールをどこに打つかを一瞬で判断しなければ、打ち返すことができないのです。そのため、この戦型を定着させるには、判断力と動体視力の高さが必須となります。

カット主戦型

カット主戦型は前陣速攻型と異なり、卓球台から離れて攻撃する戦型です。その特徴には、ラケットを上から下に振り下ろすカットでボールに後進回転をかけ、相手選手のミスを誘うことがあげられます。回転量の強弱に変化をつけるなど、技を駆使しながら得点を稼いでいきます。基本的には守備的な戦型ですが、チャンスが訪れた際には果敢に攻めることも大切です。なお、カット主戦型はパワフルな戦型であるため、定着させるためにはカットをはじめ、ボールの回転力やフットワークなどに必要な体力を十分に有しておく必要があります。

以上3つが、シェークハンドラケットを使用した戦型の一部です。シェークハンドラケットをお持ちの方は、これらを参考に自分に合った戦型を選び、定着させましょう。きっと、勝利への一歩を踏み出せます。

ラケット別に見る戦型 ~ペンホルダーラケット編~


ペンホルダーラケットを使用する場合の戦型には、ドライブ主戦型、表ソフト速攻型戦型、異質ショート型戦型等があります。以下で、それぞれの戦型の特徴についてご紹介します。

ドライブ主戦型

ドライブ主戦型は、ドライブを武器に戦う攻撃型の戦型です。シェークハンドラケットを用いたドライブ主戦型と異なるのはフォアを主軸とする点です。その為、他の戦型でももちろん重要ですが、特にフットワークが重要となります。シェークハンドと比べるとバックハンドでの攻撃がベンホルダーは難しい為、フットワークを活かしてオールフォアでドライブをかけ続ける事が勝つ為には必要になってきます。一昔前の日本ではドライブ主戦型の選手が多くいましたが、最近は減ってきております。

表ソフト速攻型

表ソフト速攻型は、スマッシュを決め技として戦う攻撃型の戦型です。卓球台に近い位置からボールを叩くように打つのが特徴で、速いピッチでプレイを展開していきます。使用するラケットは、丸みがかった形状のペンホルダーラケットに、表ソフトラバーを貼ったものです。これなら、ボールに強烈なスピンがかかった攻撃を受けてもそのスピンを軽減し、スマッシュを打つことができます。そのため、力強いスマッシュは表ソフト速攻型の典型といえます。

異質ショート型

異質ショート型は、細かな技を駆使し攻める戦型です。その特徴には、ラケットの両面にラバーが貼られているケースが多く、その一方が粒高ラバーである点があげられます。これにより、変則的なボールを打てる他、複数の技ができるようになり、相手選手のペースを乱すことができるのです。相手選手にとって非常に戦いづらい試合を展開することもできるので、相手選手のミスにより得点が入るなど、チャンスが多いのも異質ショート型ならではの特徴です。

以上3つが、ペンホルダーラケットを使用した戦型の一部です。ペンホルダーラケットをお持ちの方は、これらを参考に自分に合った戦型を選び、定着させましょう。

卓球の戦型は、ラケットを考慮した上で決める


自身が活用できる戦型は、ラケットひとつで変わってきます。そのため、戦型にお悩みの方はまず自身がどのラケットを使用するかを明確にすることが大切です。その上で自身がどういう風に攻めたいか、守りたいかを考え、そのイメージに近い戦型を定着させましょう。そうすれば、自ずと自身のプレイスタイルが明確になり、勝利を掴めるプレイを展開することができるようになります。