卓球コーチに資格は必要?あまり知られていない公認コーチの資格とは | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球技術・コツ 卓球コーチに資格は必要?あまり知られていない公認コーチの資格とは

2024.11.16

文:ラリーズ編集部

今回は卓球コーチの資格について紹介します。実は、卓球コーチには公認コーチと呼ばれる資格があります。公認コーチ資格の必要性から取得方法まで、公認コーチに関する項目を見ていきましょう。

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卓球コーチをはじめるのに資格は必要?

全国には、多くの卓球コーチがいますが卓球コーチを始めるには資格が必要なのでしょうか。実は、卓球コーチの職業に就くことに関しては、資格の有無は関係ありません。しかし、卓球コーチの資格という制度は存在しており、資格を持っていれば、コーチとしての1つのアドバンテージとなります。今回は、卓球コーチの公認資格について紹介します。

公認卓球コーチの資格とは

公認卓球コーチとは、公益財団法人日本スポーツ協会及び日本卓球協会が主催している公認資格です。公認コーチの養成目的としては、「地域スポーツクラブ・スポーツ少年団・学校部活動等でのコーチングスタッフとして、基礎的な知識・技能に基づき、安全で効果的な活動を提供する指導者を養成する。クラブやサークルにおいて、初心者や子供たちを対象に卓球競技の基礎的実技指導にあたる指導者を養成する。」としています。また、資格取得には講習会の受講が必須であり、満18歳以上でスポーツクラブ等において卓球競技の指導にあたっている人、もしくはこれから指導者になろうとする人が対象です。

公認卓球コーチの資格を取得の流れ

公認卓球コーチの資格を取得するためには、講習会を受講する必要があります。講習会の内容としては、共通科目と専門科目の2つがあり、共通科目は日本スポーツ協会が実施、専門科目は都道府県卓球協会が実施します。ここから、それぞれの科目について詳しく見ていきましょう。

流れ①:共通科目を受講する

共通科目は、日本スポーツ協会が実施している科目であり、e-ラーニングを受講します。内容は動画視聴・リファレンスブックを読んでの選択式のテスト及び記述式の課題です。記述式の課題は、発生した事例に対して自分自身の行動計画を記述するような問題となっています。

流れ②:専門科目の講習を申し込む

専門科目は、その中でも大きく2つあり、講習会と検定試験に分かれます。内容としては、卓球の基礎理論、技術、指導演習の3つがあります。項目を詳しく見ていくと、卓球の基礎理論とは、現在の卓球の現状やルール、用具などについて。技術とは、サービスレシーブ、基本的な両ハンドなど。指導演習は、多球練習や、指導計画、指導方法などの内容を含んでいます。技術については、受講時間に審査され、理論と指導演習は、後日所定のレポート課題によって審査される特徴があります。

まとめ:卓球コーチの資格を取得しよう

卓球コーチになるということにおいては、資格はあまり重要視されていません。しかし、卓球場だけでなく、中学校や高校などでの外部コーチとしての指導や、コーチとしての信頼を得るためには公認資格は持っていたいというところでしょう。ぜひ、指導に当たる際は公認資格を取得してはいかがでしょうか。

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