文:ラリーズ編集部
今回は、東京五輪韓国代表の崔孝珠(チェヒョジュ・韓国)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
崔孝珠とは?
崔孝珠は、2015年のクロアチアオープン女子シングルスで優勝、2017年の韓国オープンとオーストラリアオープンでともにU21女子シングルスベスト4、2018年にはスウェーデンオープンの同種目で優勝と、実力を上げてきている韓国の期待の若手選手です。
他にも、李尚洙(イサンス・韓国)と組んだ混合ダブルスでは、2019年の香港オープンで優勝、梁夏銀(ヤンハウン・韓国)と組んだ女子ダブルスでは2019年の韓国オープンで準優勝するなどマルチに活躍できる選手です。
崔孝珠のプロフィール
崔孝珠(チェヒョジョ)は1998年4月4日生まれの25歳(2023年6月時点)で、中国出身の韓国人です。2013年に中国から韓国に帰化しました。
現在は韓国代表として数々の国際大会に参加しています。先日行われた東京五輪団体戦の世界最終予選では第2ステージで優勝し、韓国代表の本戦出場の立役者となりました。2020年の世界選手権団体戦メンバーにも登録されています。
また、2020-2021シーズンには日本ペイントマレッツからTリーグにも参戦しました。
崔孝珠のプレースタイル
崔孝珠の戦型は左シェーク裏表の前陣速攻型で、パワーのあるフォアドライブとバックハンドの表ソフトでの多彩なプレーが特徴です。
バック面に使用されている表ソフトは、表面の粒が粒高ラバーよりも硬いためボールに回転を加えることができつつ、裏ソフトよりもボールに接触する面積が小さいため相手のレシーブの回転の影響を受けづらいという特徴があります。
バック表の選手はこの特性を利用して、バックハンドの攻撃時の変化とブロック時の変化で相手を惑わすことができます。また、バックの変化を嫌った相手がフォアサイドにレシーブを送れば、強烈なフォアハンドの攻撃が放たれるということで、バック表の前陣速攻型は“完成された戦型”と言えます。
崔孝珠はこの戦型に加えて左利きの特徴を持ち合わせているため、相手からしたらとても対策が取りづらい選手です。左利き特有の右利き相手のフォアサイドを抜けていくロングサービスを多用しつつ、3球目の回り込んでのフォアドライブにつなげることが得意です。
崔孝珠の使用用具
崔孝珠の使用用具は現在調査中です。
崔孝珠の世界ランキング
崔孝珠の世界ランキングは42位(2023年6月時点)で、最高ランキングは36位(2016年2月)です。
崔孝珠の主な成績
2015年 | クロアチアオープン | 女子シングルス:優勝、U21女子シングルス:優勝 |
ブルガリアオープン | U21女子シングルス:優勝 | |
2016年 | スウェーデンオープン | U21女子シングルス:準優勝 |
2017年 | オーストラリアオープン | U21女子シングルスベスト4 |
2018年 | スウェーデンオープン | U21女子シングルス:優勝 |
2019年 | 香港オープン | 混合ダブルス:優勝 |
韓国オープン | 女子ダブルス:準優勝 | |
2021年 | 東京五輪 | 女子団体:ベスト8 |
WTTスターコンテンダードーハⅡ | 混合ダブルス:ベスト4 | |
2022年 | WTTコンテンダーマスカットⅡ | 女子シングルス:準優勝 |
WTTフィーダーブダペスト | 女子ダブルス:準優勝、混合ダブルス:準優勝 | |
WTTコンテンダーアルマトイ | 女子ダブルス:準優勝 | |
WTTフィーダーデュッセルドルフⅢ | 女子ダブルス:準優勝 | |
2023年 | WTTスターコンテンダーゴア | 女子ダブルス:ベスト4 |
まとめ
韓国の新星が国際大会でタイトル獲得なるか。今後の彼女の活躍に目が離せません。