文:ラリーズ編集部
今回は、シングルス、ダブルスの両方で活躍している中国の若手選手、顧玉婷(グーユーティン)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
卓球王国中国の一翼を担う顧玉婷のプロフィールを見ていきましょう。
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顧玉婷とは?
顧玉婷は、2009年の世界ジュニア選手権で準優勝などの実績を持ち、選手層の厚い強豪国の中国でジュニア時代から活躍している選手です。最近では、主にダブルスで活躍しており、2019年には3つの大会で優勝しました。
ジュニア時代から多くの大会で好成績を残している顧玉婷のプロフィールを見ていきましょう。
プロフィール
顧玉婷は、1995年1月14日生まれの25歳(2020年4月時点)の中国人卓球選手です。同世代の中国選手には朱雨玲(ジュユリン)、陳夢(チェンムン)らがいます。
ジュニアの大会では、2009年の世界ジュニア選手権でシングルス準優勝、ダブルス2種目で優勝、2010年のアジアジュニア選手権で優勝などの実績を残しており、ジュニア時代から輝かしい成績を収めてきました。
シニアでは、2017年のオーストリアオープンで準優勝、2017年のグランドファイナルでベスト4などの実績を残しています。また、最近ではダブルスでの実績を伸ばしており、2019年には中国オープン、ブルガリアオープン、チェコオープンの3大会で優勝するなどの活躍を見せています。ダブルスでは、木子(ムズ・中国)とペアを組むことが多いですが、劉詩雯(リュウスーウェン・中国)や陳夢らともペアを組むこともあるようです。
プレースタイル
顧玉婷の戦型は、左シェーク裏裏のドライブ型です。前陣での打点の早い両ハンドを得意としている選手です。
サーブは、シンプルな順横回転のサーブと回転の分かりにくい巻き込みサーブを多く使います。右利き選手のフォア前やミドル前へのショートサーブを中心に組み立てることで相手にチキータを打たせないという狙いがあるようです。レシーブは、チキータなどの攻撃的なレシーブを多用します。
ラリーでは、現代卓球らしい打点の早い両ハンドで得点します。特に、フォアハンドの攻撃力は世界でもトップレベルで、強力な武器となっています。フットワークが速く、フォアハンドを得意としているため、バック側のボールを回り込んでフォアで強打する場面も多く見られます。バックハンドも打点が早く、コースの打ち分けも上手いためラリーが非常に強いことも特徴的です。
使用用具
顧玉婷の使用用具は、ラケットがバタフライの「アポロニアZLC」を使用しているようです。ラバーはフォア面に紅双喜の「キョウヒョウ3ブルースポンジ」、バック面にバタフライの「テナジー05」を使用しているようです。
世界ランキング
顧玉婷の2020年4月時点での世界ランキングは40位です。最高ランキングは11位(2018年7月)です。国際大会への出場機会が少ないため、ランキングの変動が大きい選手ですが、高いときには10位台に位置し、非常に高い実力を持つ選手であるといえます。
国際大会での主な成績
2009年 | 世界ジュニア選手権 | ジュニアシングルス優勝、ジュニアダブルス優勝(陳夢ペア)、混合ダブルス優勝(方博ペア) |
2010年 | アジアジュニア選手権 | ジュニアシングルス優勝 |
世界ジュニア選手権 | ジュニアダブルス優勝(朱雨玲ペア) | |
2011年 | 世界ジュニア選手権 | ジュニアシングルスベスト4、ジュニアダブルス優勝(陳夢ペア) |
2017年 | オーストリアオープン | シングルス準優勝 |
グランドファイナル | シングルスベスト4 | |
2018年 | ジャパンオープン | ダブルス優勝(木子ペア) |
2019年 | 中国オープン | ダブルス優勝(劉詩雯ペア) |
ブルガリアオープン | ダブルス優勝(木子ペア) | |
チェコオープン | ダブルス優勝(木子ペア) |
まとめ
強豪国中国の代表選手としてジュニア時代から多くの実績を残している顧玉婷。最近ではダブルスでも好成績を残し、活躍の幅を広げている顧玉婷は、今後も日本選手にとって強力なライバルとなるでしょう。成長を続ける彼女は今後のワールドツアーなどではどのような活躍を見せるのか。期待が高まります。