文:ラリーズ編集部
今回は、16歳にして国際大会準優勝を果たすなど数々の大会で好成績を残している塩見真希を紹介します。プロフィール、プレースタイル、使用用具などの基本情報から、世界ランキングを上げる要因にもなっている国際大会での戦績についても触れます。
このページの目次
塩見真希とは?
塩見真希は16歳にして2016年のITTFワールドツアーチェコオープン女子シングルスで準優勝を果たし話題になりました。その後は全日本選手権や国際大会のU21の部で活躍しています。
写真:塩見真希/提供:ittfworld
他にも数々の大会で好成績を残している塩見真希のプロフィールを見ていきましょう。
塩見真希のプロフィール
塩見真希(しおみまき)は2000年5月12日生まれの25歳(2025年1月時点)で、愛媛県出身です。塩見には2歳年上で、インターハイの団体やダブルスで優勝経験のある塩見紗希が姉にいます。
塩見は伊藤美誠や平野美宇、早田ひならと同じ世代で、卓球黄金世代の1人です。幼少期から卓球を始め、2012年の小学6年生の時に出場した全日本選手権ホープスの部では優勝候補であった伊藤美誠や早田ひなに勝利し、見事優勝を果たしました。
中学は石川佳純らを輩出した強豪四天王寺羽曳が丘中学に入学すると、中学3年生の時に全国中学校卓球大会で女子シングルス優勝を果たしました。
写真:塩見真希(ミキハウス)/提供:ittfworld
高校も強豪である四天王寺高校に進学すると、1年生で迎えた全国高等学校卓球選手権大会のダブルスで梅村優香とペアを組み、決勝で姉の紗希と橋本帆乃香のペアに敗れたものの、準優勝を果たしました。またITTFワールドツアーチェコオープンで16歳ながら女子シングルス準優勝を果たし、国際大会でも活躍しました。3年生の時には団体優勝やシングルス準優勝など好成績を残しました。
高校卒業後はミキハウスに所属し、全日本卓球選手権やワールドツアーのU21など、国内外の多くの大会で活躍しています。2019年11月にU21の世界ランキングで1位に上り詰め、その後、6か月に渡り1位をキープしています。
2022年より実業団のサンリツに所属を移し、日本リーグを中心にプレーしています。
塩見真希のプレースタイル
塩見真希の戦型は右シェークフォア表の前陣速攻型で、多彩なサーブと表ソフトラバーから繰り出されるフォアハンドのスマッシュによる速攻が持ち味です。
サーブは、回転の読みづらい巻き込みサーブを中心に組み立てます。レシーブは、チキータやフォアハンドのフリックといった攻撃的なレシーブを多用します。
ラリーでは、表ソフトラバーを活かしたスマッシュが得点源です。また、相手の強打を止めるブロックなどを駆使したディフェンスにも定評があります。
塩見真希の使用用具
塩見真希は、ラケットはニッタクの7枚合板の「剛力」で、ラバーはフォア面にニッタクの表ソフトラバーである「ビュートリー」、バック面に紅双喜の「キョウヒョウNEO3」が使用しているようです。
塩見真希の世界ランキング
塩見真希は2025年1月時点で世界ランキングを持っていません。最高ランキングは32位(2018年3月)です。
塩見真希の国内大会での主な戦績
2015年 | 全中 | 女子シングルス:優勝 |
2016年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト8 |
2017年 | 全日本選手権 | ジュニア女子シングルス:ベスト8 |
2018年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:準優勝(ペア:梅村優香)、ジュニアシングルス:準優勝 |
2019年 | 全日本選手権 | 女子ダブルス:ベスト8(ペア:梅村優香) |
2023年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス:3位(ペア:坂根翔大) |
2024年 | 全日本選手権 | 混合ダブルス:3位(ペア:坂根翔大) |
塩見真希の国際大会での主な戦績
2016年 | ブルガリアオープン | 女子シングルス:ベスト4 |
チェコオープン | 女子シングルス:準優勝 | |
スウェーデンオープン | U21女子シングルス:ベスト4 | |
2017年 | 中国オープン | U21女子シングルス:優勝 |
オーストラリアオープン | U21女子シングルス:準優勝 | |
2019年 | パラグアイオープン | U21女子シングルス:優勝 |
インドネシアオープン | 女子シングルス:ベスト4、U21女子シングルス:準優勝 | |
カナダオープン | U21女子シングルス:準優勝 | |
2020年 | スペインオープン | U21女子シングルス:優勝 |
ポルトガルオープン | U21女子シングルス:優勝 | |
オマーンオープン | U21女子シングルス:優勝 |
まとめ
全日本選手権のダブルスやワールドツアーのU21で好成績を残し続けている塩見真希。まだ成長過程で、これから全日本選手権や国際大会での優勝が期待される彼女に注目です。