文:ラリーズ編集部
今回は、ロンドン五輪に出場、U21の部ではグランドファイナルを制した経歴を持つヤロスラフ・ツムデンコ(ウクライナ)を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても触れていきます。
ヤロスラフ・ツムデンコは、2009年にU21の部でグランドファイナルを制し、2012年にはロンドン五輪にも出場している選手です。自分から先手を仕掛けた時には確実に決めにいくプレースタイルで、2023年にも強敵を次々と破って国際大会で準優勝を飾っています。
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ヤロスラフ・ツムデンコのプロフィール
ヤロスラフ・ツムデンコ(Yaroslav ZHMUDENKO)は1988年9月24日生まれの35歳(2024年1月時点)で、ウクライナのチェルカースィ出身です。
2007年ごろから国際大会のU21の部で上位に入り始めます。同年のカタールオープンでベスト4に入ると、翌2008年のポーランドオープンでは準優勝、そして2009年にはベラルーシオープンで優勝を飾りました。また、グランドファイナルでもU21男子シングルスで優勝しました。
2012年のロンドン五輪のヨーロッパ予選ではベスト4まで進むも枠を獲得できず、最終選考会に出場します。準々決勝でポール・ドリンコール(イングランド)に4-3で競り勝つと、準決勝、決勝でも勝利を収め、本戦出場を決めました。
その後は国際大会や欧州での大会に参加していました。2023年にはWTTコンテンダーダーバンにて準々決勝でクアドリ・アルナ(ナイジェリア)、準決勝でシモン・ゴジ(フランス)と強敵を破り決勝に進出。ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に敗れはしたものの、男子シングルスで準優勝を飾っています。
ヤロスラフ・ツムデンコのプレースタイル
ヤロスラフ・ツムデンコの戦型は右シェーク裏裏の攻撃型で、バックハンドを主軸に戦うスタイルの選手です。
ヤロスラフ・ツムデンコは、通常の右利きの選手よりもバックサイドに寄って構えます。基本的にはバックサイドはバックハンドで取りますが、フォアハンドでも回り込めるようにしておき、相手の緩い球に関してはフォアハンドで回り込み、ドライブで決めにいく戦い方をよくします。
一方で、相手が先手を仕掛けた際にはカウンターはせずに、繋いでラリー戦に持ち込むことが多いです。そのため、相手が先手を取り、勢いのある攻撃を連続で仕掛けると防戦一方となってしまう場面が時折見られます。それでも自分が先手を仕掛けた時には確実に決めにいくスタイルのため、有利に立つ場面も多いです。
ヤロスラフ・ツムデンコの使用用具
ヤロスラフ・ツムデンコは、ラケットはバタフライの『樊振東 ALC』、ラバーはフォア面にバタフライの『ディグニクス09c』、バック面にも「ディグニクス」シリーズを使用しているそうです。過去には両面に「テナジー」シリーズを使用していたそうです。
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ヤロスラフ・ツムデンコの世界ランキング
ヤロスラフ・ツムデンコの世界ランキングは190位(2024年1月現在)で、最高ランキングは53位(2023年8月)です。
2004年ごろから順調に順位を上げていき100位台まで上昇しましたが、2018年に一気に300位台まで下降しました。その後は再び上昇し続け、100位台に安定します。2022年に200位台まで降下しましたが、2023年のWTTコンテンダーダーバンで準優勝を飾り、一気にランクを50位台まで上げました。
ヤロスラフ・ツムデンコの主な成績
2007年 | カタールオープン | U21男子シングルス:ベスト4 |
2008年 | ポーランドオープン | U21男子シングルス:準優勝 |
2009年 | ベラルーシオープン | U21男子シングルス:優勝 |
スロベニアオープン | U21男子シングルス:準優勝 | |
グランドファイナル | U21男子シングルス:優勝 | |
2012年 | ロンドン五輪最終選考会 | 男子シングルス:優勝 |
2023年 | WTTコンテンダーダーバン | 男子シングルス:準優勝 |
まとめ
再び国際大会で上位入賞を飾るようになった実力派が、この先もジャイアントキリングを続けて世界トップレベルへの道を歩むことができるか。今後の彼の活躍に注目が集まります。