文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第38回となる今回は、JOCエリートアカデミーから中央大学に進学し、1年生ながら単複2点起用をされている浅津碧利選手の卓球ギアを紹介する。
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浅津碧利の卓球ギア
戦型
左シェーク裏裏
ラケット
KOKI NIWA WOOD(FL・VICTAS)
ラバー
フォア:V>15 Extra(MAX・VICTAS)
バック:V>15 Extra(MAX・VICTAS)
ユニフォーム
中央大学のユニフォーム
こだわりのもの
烏龍茶
※ギアは2019年10月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
兄の影響で卓球を始めたという浅津。エリートアカデミー時代には、全日本卓球選手権ジュニアの部でベスト8、東京選手権ジュニアの部で優勝と輝かしい成績を残してきている。
この春からは、中央大学に進学。入学してまだ半年足らずだが、関東新人戦ダブルスの部で準優勝、関東学生選手権ダブルスの部でベスト4、春季関東学生リーグで新人賞、秋季関東学生リーグで優秀選手賞とすでに大学卓球界でも頭角を表している。
写真:浅津碧利(中央大学)/提供:中大スポーツ
浅津の使用用具は、KOKI NIWA WOOD(FL)にフォア:V>15 Extra(MAX)、バック:V>15 Extra(MAX)。
特殊素材入りのラケットを使用している男子選手が多い中で、浅津は木材のラケットを使用している。
「カーボンの入っているラケットではなく、合板を使うことで自分のボールを作ることができるようにしています」。
ラバーのこだわりについては、多くのトップ選手が使用しているテナジーシリーズ(バタフライ)と比較して次のように語ってくれた。
「V>15 Extraは少しクセがあり、テナジーのように常に一定に打球することは難しいラバーであると、僕自身感じています。しかし使いこなすことができれば、味が出て相手が取りにくいボールを打つことができるのも特徴です」。
続けて、V>15 Extraの特徴を次のように説明してくれた。
「硬いラバーのためしっかりと当てないと球が落ちてしまいます。
V>15 Extraは、綺麗なボールというよりブレたボールや回転がかかってなかったりする事で相手のミスを狙うこともできるラバーだと思います。しっかり回転をかけることもできますが、クセ球も打てるのがV>15 Extraの良さだと思います」。
今までで1番思い出に残ってる試合についても教えてくれた。
「中学1年生の全日本カデットのランク決定戦です。加山裕選手(現・愛工大名電高)にゲームオールデュースで負けた試合です。エリートアカデミーに入って初めての大きな試合で、カデットに出場してたアカデミー生で唯一ランクに入れなかったことがとても悔しく、印象に残っています」。
こだわりの愛用品として、烏龍茶をあげた。
お茶には利尿作用があるため、一般的に試合中の飲料としてはおすすめはされていない。実際に浅津も「なるべくスポーツドリンクか水にしなさい」とトレーナーに注意をされたようだが、“烏龍茶を飲むと勝てる気がする”ということで、高校生から飲み続けているそうだ。
写真:浅津碧利(中央大学)/提供:中大スポーツ
今後の目標については、「1年生ですが、全日本学生選手権でベスト4、優勝とより高い目標を目指しています!」と力強く語ってくれた。
中学3年時の全中で人生初ランクに入るまで、ずっと悔しい思いをしてきたという浅津。この悔しさと初ランクに入った自信が浅津のプレーを支えている。大学卓球界でどのように暴れてくれるのか。これからの浅津の活躍に注目だ。