文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第42回となる今回は、新潟県の強豪校・開志国際高校から名門・専修大学に進学し、日本代表選手など多くの実力者を破っている石山慎の卓球ギアを紹介する。
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石山慎の卓球ギア
戦型
左シェーク裏裏
ラケット
ティモボル ALC(ST・バタフライ)
ラバー
フォア:テナジー05(トクアツ・バタフライ)
バック:テナジー80(トクアツ・バタフライ)
ユニフォーム
専修大学のユニフォーム
こだわりのもの
専修大学のユニフォーム
BOSEのワイヤレスイヤホン
コラントッテのチタンネックレス
※ギアは2019年10月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
地元・新潟で卓球クラブの監督をしている父親の影響で卓球を始めたという石山。幼いころは遊びでやっていた卓球が徐々に本格的な練習へと変化していった。
石山はこれまで、2019年関東学生選手権ダブルスの部で準優勝、サフィール国際オープンクラス1優勝と国内はもちろん国際大会の舞台でも活躍している。
写真:石山慎(専修大学)/提供:石山慎
石山の使用用具は、ティモボル ALC(ST)にフォア:テナジー05(トクアツ)、バック:テナジー80(トクアツ)。
験担ぎを兼ねて、幼いころから現在まで同じラケットを使用しているという石山。
「今まで何度も他のラケットを使用しましたが、グリップが手に馴染まなかったり打球感もしっくりきたことがありませんでした。
ティモボルALCを使用してたくさんの格上の選手に勝つことができたし、自分にはこれが1番似合ってるかな、みたいな感じでずっと使用してきました」。
ラバーに関して、自分のプレースタイルに合わせてフォアとバックで異なる種類のテナジーを貼っている。
「フォアのラバーも今まで何度も変えてみました。テナジー05ハードも試して見たのですが、硬すぎて試合中のミスが増えてしまいました。用具のせいにしたくなかったので、1番信頼して振り切れるテナジー05を使用しています。
また、バックで積極的に攻めるプレースタイルではないので得意のフォアハンドに繋げられるようにテナジー80を使用しています。バックでコースをついたりブロックで振り回したり、チキータもやりやすいと感じています」。
こだわりの愛用品としては、専修大学のユニフォームとBOSEのワイヤレスイヤホン、コラントッテのチタンネックレスをあげた。
伝統のある専修大学のユニフォームを着ることでモチベーションを高め、BOSEのワイヤレスイヤホンで練習前や試合前に好きな音楽を聞き、気合を入れる。石山のルーティーンワークとなっている。コラントッテのチタンネックレスは、初めてつけて出た大会でいい成績を残せたのでお守りのような感じでずっとつけているそうだ。
続いて「今までで一番思い出に残っている試合」と「卓球人生におけるターニングポイント」について石山に聞いてみた。
今までで一番思い出に残っている試合
「大学1年の東京選手権のシングルス5回戦の出雲卓斗(明治大学)戦です。今まで6回やって1度も勝ったことない相手でした。自分自身初めての7ゲームマッチで戦術や体力面で不安もありましたが、絶対勝ちたいという気持ちが大きく7回目にして4-3で勝つことができました。とても嬉しく頑張ってきて良かったと思える試合でした」。
卓球人生におけるターニングポイント
「大学1年の時の国体です。予選リーグで森田侑樹選手(元シチズン)、吉村和弘選手(東京アート)、渡辺裕介選手(協和キリン)、西康洋選手(明治大学)に勝つことができ個人成績は全勝でした。国体の少し前にあった全日学予選で2種目(シングルス・ダブルス)とも落ちていて悩んでいた頃なので、その国体で自分でも頑張ればこんな格上の選手に勝てるんだという自信を持つことができ、今でもモチベーションになっています」。
今後の目標について「これから全日学もあるのでシングルス、ダブルスともにランクを目指して頑張ります。リーグ戦でももっと勝てるように頑張りたいです」と力強く語ってくれた。
秋季リーグで見事優勝した専修大学。この秋で主力選手が引退し、専修大学が連覇を目指すには、石山のさらなる活躍が必要不可欠だ。