文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第36回となる今回は、早稲田大学からデンソーと名門ルートを歩み、同世代のトップを走ってきた小道野結選手の卓球ギアを紹介する。
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小道野結の卓球ギア
戦型
右シェーク裏表
ラケット
アコースティック(FL・ニッタク)
ラバー
フォア:ファスターク G-1(特厚・ニッタク)
バック:ハモンドFA(特厚・ニッタク)
ユニフォーム
デンソーユニフォーム
こだわりのもの
太郎坊宮のお守り
※ギアは2019年9月時点のもの
ラリーズ編集部のコメント
両親の影響で5歳から卓球を始めたという小道野。父親が元日産自動車所属、母親が元デンソー所属の実業団選手という卓球エリートの両親を持つ。
小3から日産ジュニアに所属し、本格的に卓球を始める。中学・高校共に横浜隼人で過ごし、早稲田大学に進学。現在はデンソーに所属している。
小道野はこれまで、全国中学校卓球選手権大会シングルスの部で2位、全国大学卓球選手権大会のシングルスの部で2位、ダブルスの部で優勝、全国社会人選手権大会シングルスベスト8、国体優勝と輝かしい成績を残してきている。
写真:小道野結(デンソー)/提供:ニッタクニュース
小道野の使用用具は、アコースティック(FL)にフォア:ファスターク G-1(特厚)、バック:ハモンドFA(特厚)。
大学生時にも現在と同じ用具を使用していたが、社会人になって様々な用具を試したという。
「社会人になって監督、コーチに見てもらう中で卓球の幅が広がり、使用用具も変えるようにしていました。
そのラケット、ラバーによって特性は全然違うので、自分のやりたい技術と、その用具をどう最大限生かすかを日々試行錯誤しながら練習していました。その中で段々と自分のプレースタイルが確立していくようになっていきました」。
トップ選手の多くは用具を固定する傾向にあるが、用具の変更を手がかりに段々と自分のプレースタイルが確立していくのは、小道野を支えるこだわりとなっている。また、最近になって現在使用している用具に戻したという。
「やっぱりこれが一番しっくりくると納得しています。しかし色々な用具を試したからこそ、今の用具のことを理解できるようになったと思います。良い遠回りができたかなと思います」。
こだわりの愛用品として太郎坊宮のお守りをあげた。
「滋賀県にある阿賀神社に有名な勝負の神様がいる!という情報を父が調べてくれて、家族旅行を兼ねてみんなで行ってきました。
そこで買ったお守りが私にとって一番力になっています。いつもラケットケースにいれて、試合前に見ることで、“一人じゃない”という安心と、頑張るスイッチを入れてコートに入ります」。
写真:小道野結(デンソー)/提供:ニッタクニュース
今後の目標は「父の成績を超えること!!」と力強く語ってくれた。
小道野のように、日本リーグなどで活躍している実業団選手は多く存在している。五輪選考レースやTリーグに注目が集まっている女子卓球界だが、小道野が活躍することで、卓球のさらなる魅力を世の中に伝えるきっかけとなるだろう。今後の小道野の活躍から目が離せない。