文:ラリーズ編集部
卓球人のこだわりグッズを紹介する「俺の卓球ギア」。
第66回となる今回は、岡山の名門・関西高校で主力として活躍する金光将希選手の卓球ギアを紹介する。
>>国公立大学からプロ選手まで!用具や愛用品を紹介する企画「俺の卓球ギア」はこちら
金光将希の卓球ギア
戦型
右ペンドライブ裏裏
ラケット
アコーステック(ニッタク)特注
ラバー
フォア:黒・ディグニクス09C(トクアツ・バタフライ)
バック:赤・ディグニクス09C(トクアツ・バタフライ)
ウェア
関西高校のユニフォーム、LaboLiveロゴ入りTシャツ
こだわりのもの
迷彩ラケットケース(アンドロ)
※ギアは2020年7月時点のもの
岡山が誇る“卓球三兄弟”
写真:金光将希(関西高校)/撮影:ラリーズ編集部
TCマルカワ、京山中、関西高校と岡山の名門ルートを歩みながら腕を磨いて来た金光は、全国ホープス団体3位、全日本クラブ選手権団体2位、インターハイ団体5位と各カテゴリで全国大会上位の成績を残してきた。
金光が卓球を始めたのは4歳の頃。京都産業大学卓球部で活躍した父・栄一さんの勧めで中国式ペンホルダーでキャリアをスタートした。兄の航平さん(近畿大学)が先に卓球を始めていたこともあり、自然と卓球にのめり込んでいったという。弟の凌佑(TCマルカワ)も順調にキャリアをスタートしており、岡山が誇る“卓球三兄弟”として注目されている。
幼少期から裏面のバックハンドの安定感を身に付けた金光が、フォアハンドのパワー向上を目的に日本式ペンホルダーに転向したのが、中1の時。松下大星(クローバー歯科カスピッズ)を思わせる美しいフォームから繰り出される両ハンドドライブが金光の武器だ。
日本式ペンホルダー金光のこだわり
写真:金光の裏面のグリップ部分のコルクは自然と削れて穴が出来るという。練習量の豊富さが伺える。/撮影:ラリーズ編集部
日本式ペンホルダーに転向した当初は粘着ラバー(中国ラバー)を貼っていたが、現在はスピードを重要視し、両面ともにディグニクス09Cのトクアツを使用している。
特徴的なのはグリップだ。裏面バックハンドの振りやすさを重視し、裏面の指は中指と薬指は伸ばし、小指は少し曲げてコルク部分に添えている。
写真:金光の裏面のグリップ/撮影:ラリーズ編集部
写真:金光の表面のグリップ/撮影:ラリーズ編集部
今年のインターハイに向けて、チームで新調した関西高校のユニフォームも大会中止により公式戦でのお披露目はまだとのこと。
写真:金光将希(関西高校・手前)/撮影:ラリーズ編集部
金光は寡黙な性格だが、内に秘めた闘志は人一倍強く、今後が楽しみな選手だ。高校卒業後も、卓球に集中できる環境でプレーできれば、更に伸びそうなタイプだ。
「俺の卓球ギア」はこちら
取材協力:Labolive、北陸大学卓球部