伝統のTSP、生産終了と担当者の苦悩 愛用者は何を選ぶべきか?[PR] | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:松下浩二氏(株式会社VICTAS代表取締役社長)/撮影:伊藤圭

卓球プレーヤー向け [PR] 伝統のTSP、生産終了と担当者の苦悩 愛用者は何を選ぶべきか?[PR]

2021.04.23 取材・文:ラリーズ編集部

今春、卓球界で一時代を築いたTSPがVICTASに統合された。

約90年間続いたTSPにはボールや異質ラバーを中心に根強いファンが多く、商品生産終了への関心からか前回の特集記事「『TSPは今後も試合で使えるの?』VICTAS担当者に聞いてみた」が大きな反響を呼んだ。

詳しくは記事をお読みいただきたいが、TSPの主力商品はVICTASブランドで再販売されるため、プレーヤーへの影響は限定的ということだった。

それでも一部の商品は在庫限りの販売となるため、愛用中のプレーヤーは次の選択をしなければならない。

今回VICTASでは継続販売されないラバーやラケットを愛用していたプレーヤーはこれから何を使えば良いのか?

VICTASへの追加取材を通じて、ブランド統合の裏側とプレーヤーにとっての最適な選択について聞いた。

継続か、終了か その決め方とは

VICTASの製品担当取締役でオリンピック(’92バルセロナ)にも出場経験がある仲村錦治郎氏に、ブランド統合の進め方について聞くとこう返ってきた。

「まずマーケットからのニーズがあるTSPブランドの看板商品を中心に一次セレクトしました。そして『既存のVICTASラバーとの兼ね合い』や、『性能の高いVICTASのクオリティーに進化させてから再販売すること』なども踏まえて、最終的な継続商品を決定しました」

つまり、人気商品は残す。それから既存のVICTASに無いものは残す。そして一部は性能を上げて再販売するというわけだ。


TSPの人気粒高ラバー「カール」シリーズはVICTASブランドから商品名を変えて発売された。写真のカールP-3ソフト(TSP・左)はCURL P3V(VICTAS)となる。

それでも仲村氏は、これまでTSPを愛用してきたプレーヤーに素直に申し訳なさを感じているという。卓球の用具選び、特に異質ラバーは繊細であり、『何種類もの組み合わせを試してそのラバーに行き着いた』というプレーヤーの気持ちが手に取るように分かるからだ。

「『スペクトルレッド』や『スペクトルブルー』のようにユーザーの声を反映して生まれた人気商品を生産完了としたものもあります。愛用頂いていた方々には大変申し訳ない気持ちです。

それでも最新の技術を取り入れて、進化した商品が作れたと確信していますので、新商品のラバーを是非試して頂ければと思っています」

仲村氏からの具体的な提案はこうだ。

VICTASでは継続販売されないラバー、ラケット愛用者は何を使えばよいか?

まずスペクトルレッドについて。

――スペクトルレッドに一番近い性能は、同じくスピード系でありテンションを加え反発性能を高めた「SPECTOL S2」です。より変化をかけたいという方であれば「SPECTOL S3」、全体的なバランス(スピード・コントール・変化)を高めたい方であれば「VO>102」がおすすめです。

続いてスピンピップスレッドとアグリットについて。

――スピンピップスレッドに一番近い性能は、同じくスピン系の超攻撃仕様の「SPINPIPS D2」です。よりスピードを出したい方(多少スピン量は減る)であれば「VO>102」がおすすめです。
――「爽快な打球感がウリのテンション系裏ソフト アグリットに一番近い性能は、VJ>07 Limberです。よりスピンを求める方はVJ>07 Stiff、爽快な打球感を維持しつつスピンも上げたい方はV>03、全体的な性能をアップさせたい方はVENTUS Limber がおすすめです。

他のVICTASでは継続販売されないラバーやラケットについても全て特設サイトで、次にどの用具を使用すべきか、提案をしているという。

特設サイト:TSP>>VICTAS代替おすすめ製品ガイド(下記外部リンクへ)

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トップアスリートも新しい用具へ挑戦


今年の全日本選手権での丹羽孝希

卓球はルールの変更や、選手のプレースタイルの進化に伴い、用具も進化させる必要がある。メーカーの立場からしても、昔からあるものを継続して販売し続けるだけでは、プレーヤーのニーズを満たせなくなっている。

仲村氏の発言は「今の卓球に合わせてプレーも用具も進化させる必要がある」という点で一貫している。

トップアスリートも例外では無い。

直近ではVICTASのテンションラバーV15を愛用してきた丹羽孝希、木原美悠らが新たに中国製の強粘着ラバーTRIPLE DOUBLE EXTRAへの変更を試みている。※2021年3月時点

また、カットマンの徐孝元(ソ・ヒョウォン・韓国) はバック面の粒高をTSPのCURLからVICTASのCURLに移行している。

2020年11月のITTFファイナルズで日本の石川佳純を破ってベスト8に入った徐孝元(ソ・ヒョウォン) は今回の用具変更についてこうコメントしている。

――改めていろいろなタイプの粒高ラバーを試しましたが、その中で自分に一番合うと感じたのがやはり『CURL P1V』です。このラバーを選ぶ理由は、球質、ロングカットの安定感、ショートカットでの変化、特にバックカットやバックのプッシュがやりやすく、変化をつけやすいからです。

私が考える理想的な粒高ラバーは球質、安定感、そして送りたい球質よりそれ以上の変化になることですが、TSPのカールP-1Rと同様に『CURL P1V』は私の理想をまさに実現しているようなラバーです。

進化を求めるトップ選手たちも次なる用具へのシフトを常に模索している。TSPを愛用してきたプレーヤーにとっても、今回のブランド統合を「プレーの進化に繋げるチャンス」と捉えるべきだろう。

特設サイト:TSP>>VICTAS代替おすすめ製品ガイド(下記外部リンクへ)

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