写真:サンミュージックプロダクションチームの面々。(左から)ケンキ、第2PK せーや、根菜キャバレー 天野舞、ママタルト 粕谷明/撮影:ラリーズ編集部
卓球×エンタメ お笑いと卓球を愛する芸人が集まった「芸人卓球2019」1回戦敗退の4チームがオンエアバトルばりに敗者の弁
2019.04.18
文:寺西ジャジューカ
4月14日、北沢タウンホール(東京都世田谷区)で開催された「芸人卓球2019」。卓球とお笑いを愛する芸人が集い、誰が一番卓球が強く面白いかを決める事務所対抗の同大会は、バイク川崎バイク率いるよしもとクリエイティブ・エージェンシーチームが優勝した。
もちろん、活躍したのはよしもとチームだけではない。敗退した各事務所の芸人たちは、お笑いと卓球への愛を語り尽くす。「爆笑オンエアバトル」ばりに敗戦の弁を語る試合終了後の各チームのコメントを紹介したい。
プロダクション人力舎
まずは、1回戦でワタナベエンターテインメントチームに負けた人力舎チームのコメントから。
写真:(左上から時計回りに)鬼ヶ島 アイアム野田、ロマン峠 井上、おとぎばなし 吉田、イヌズキ両角、ザ・マミィ 酒井、永田敬介(マネージャー)/撮影:Tリーグ
――普段、練習はどのくらいされているんでしょうか?
鬼ヶ島 アイアム野田(以下、野田):
今回集まったのは計3回です。
――皆さんでよく練習されるんですか?
野田:
そうですね。僕がちょっと肉離れしちゃって、みんなに練習してもらってて。練習の甲斐あってすごいみんなうまくなってて、僕が完全に足引っ張りました。
おとぎばなし 吉田(以下、吉田):
そんなことないです(笑)!
――今日の敗因は?
野田:
敗因は僕です!
一同:
アハハハハ!
野田:
やっぱり、ナベプロの経験者のたんぼ君(新作のハーモニカ たんぼ)をどう攻略するかだったよね。
イヌズキ両角(以下、両角):
そうですね。たんぼ君には2試合とも勝てなかったので。シングルで2回負けちゃったので。
――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。
野田:
僕を誰かに替えます(笑)。
永田敬介:
合宿もしたいですね。温泉に。
両角:
ちょっと娯楽になってるじゃないですか、温泉って。
野田:
やっぱり、たんぼ君のサーブは大変でした?
ザ・マミィ 酒井:
いやあ、もう回転が上なのか下なのかわかんないですね、モーションが一緒なんでね。
両角:
1球目下だったのに2球目横だったから浮いちゃって。
松竹芸能
続いて、マセキ芸能社に負けた松竹芸能チーム。
写真:(左から)オジンオズボーン 篠宮、ジャイアントパンダ 関根、ブランシュブラン 田代、ハウメニーピーポー 高橋/撮影:ラリーズ編集部
――試合いかがでしたでしょうか?
オジンオズボーン 篠宮(以下、篠宮):
試合は負けたんですけど、お笑いライブとしてやったことない感じだったのですごい楽しかったです。
――皆さんで練習はされてるんですか?
篠宮:
渋谷区の勤労会館でしました。
――今日の敗因は?
篠宮:
敗因は、関根という男が相手のサーブに「スゴいの来た!」ってまさかのオネエ発言をして、オネエの部分を突かれたというのがありますね。
ハウメニーピーポー 高橋(以下、高橋):
練習では全く見せなかったんですけど。オカマキャラなのかガチでオカマなのかわからないです。
ジャイアントパンダ 関根(以下、関根):
本番で声出ちゃったんです。
高橋:
で、ダブルス組んだ2人(高橋&関根)がうまかったんで、そこ負けちゃったらダメだなって。
――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。
篠宮:
関根のメンタルですね。
関根:
僕は良かったですけどね、今日。直すところありますか?
篠宮:
最後、負けるってわかったら「スゴイの来た!」の連発で(笑)。
高橋:
笑いに走れっていう方向性ですね。
関根:
さっき、篠宮さんからフリがあったんですけど言えなかった。本当にあえぎ声出ちゃったから。
篠宮:
出ちゃわないよ(笑)。
関根:
「スゴイの、ああー!」って言っただけで、すいません。
サンミュージックプロダクション
1回戦で浅井企画に敗退したサンミュージックプロダクションチームのコメント。
写真:(左から)ケンキ、第2PK せーや、根菜キャバレー 天野舞、ママタルト 粕谷明弘/撮影:ラリーズ編集部
――お疲れ様でした。試合のほうはいかがでしたでしょうか?
ケンキ:
勝ちました! ……勝ってましたよね? 試合に負けて勝負に勝った感じです。ウチのほうが笑いは取ってたからね(笑)。
――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。
ケンキ:
やっぱり、まずはみんなで練習と(粕谷を指さして)あいつのダイエット。
ママタルト 粕谷明弘(以下、粕谷):
そうですね、伊藤美誠のダイエット。(この日、粕谷は伊藤美誠を自称して出場していた)
写真:ママタルト粕谷明弘/撮影:寺西ジャジューカ
ケンキ:
伊藤美誠(粕谷)のダイエットと、俺のメンタルを鍛えることと……(笑)
根菜キャバレー 天野舞(以下、天野):
本番の弱さがみんなエグいから(笑)。
第2PK せーや(以下、せーや):
何か地域の大会とか出ますか? 勝ち癖を。
ケンキ:
まず、それくらいからやってかないとね。
――立ち上がりから良くして。
ケンキ:
立ち上がりは良かったんですよ。逆転負けですから。「あっ、もうすぐ勝てる!」と思って余裕カマしてネタやり出したら負けましたね(笑)。
天野:
あれで勝ってたら素晴らしかったのに、負けるのかい!
――余裕が仇になったと。
せーや:
そうですね。フリを大切にしてしまったという。
ケンキ:
フッちゃうとイッちゃうんですよね、芸人は。フッちゃうとイッちゃう!
――わかりました・・・。
連合軍
1回戦でよしもとクリエイティブ・エージェンシーに負けた連合軍(バラバラの事務所から精鋭を集めたチーム)のコメント。
写真:(左から)ルックロック 鈴木、アルゴンキン 山口、ポンループ アミ、ザ・ギース 高佐、アモーレ橋本、かつまたじゅんいち/撮影:連合軍
――試合終えていかがですか?
ザ・ギース 高佐(以下、高佐):
結構、作戦で悩んで……
かつまたじゅんいち(以下、かつまた):
どういう組み合わせで行くか悩んで考えたんですけどね。
高佐:
一週間前に集まってみんなで練習したりして「これは優勝狙えるぞ」って思ったんですけどね、本番の緊張感と臨場感に飲み込まれてしまいましたね。
――練習は割とされたんですか?
アモーレ橋本(以下、橋本):
僕が一番してましたね。
一同:
(笑)
高佐:
メチャクチャしてましたよ! 先週、毎日やってました。「本番で長友どうしようか?」で葛藤が(笑)。
橋本:
長友に引っ張られましたね。(橋本は長友佑都に扮して大会に参加した)
――敗因は?
高佐:
最初に僕が噛んだことじゃないですかね。
橋本:
それは全然ないですよ(笑)。
高佐:
あと最初、BKBが「連合軍ずるいっすよ、強い人たち集めて。こっちなんて鈴木もぐらなんて全然ですよ」みたいなことを言いながら割とちゃんとやるから。
かつまた:
手の内全く見せないです、向こう。
高佐:
あのこすい感じね。
――今後、もしこのような大会が開かれるとして、次に向けて調整をしていきたいポイントがあれば教えてください。
高佐:
やっぱり、本番で実力を出せるように試合慣れだね。
橋本:
僕はアジアカップからやり直します。
高佐:
違うよ、大会が。
橋本:
アジア行かないんだ。
高佐:
めっちゃ室内だよ、外行かないんだよ(笑)。
次回は準決勝以降の敗退チームと優勝したよしもとクリエイティブ・エージェンシーチームのコメントを紹介する。