日本初。岡山城にミラー卓球台を設置した社会実験


文:川嶋弘文(ラリーズ編集部)、写真:Mai.F

街なかに突如現れた鏡面の卓球台。鏡に映るのは冬の青空と岡山城天守閣だ。

2014年11月〜12月に岡山城天守閣前広場で行われたアート×卓球のユニークな社会実験。

これをきっかけに全国で街なかに卓球台が設置されるケースが増え続けているという。

この鏡面の卓球台はアート作品として観て楽しむことも、卓球台として球をついて遊ぶこともできる。
作品の捉え方や楽しみ方は自由。

岡山が瀬戸内地域の中心的存在となれるように、また、街なかの回遊性を高めようという狙いで、株式会社クロスカンパニー代表取締役社長、石川康晴氏が中心となって、街なかに意図的にアート作品を点在させる取り組みを実施。

“町が美術館となり、散歩がアートの出会いになる”をコンセプトとした「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」の作品の一つとして岡山城天守閣前広場に卓球台が設置された。

開催期間中には、平日の昼間でも仕事の昼休みを利用して卓球を楽しむサラリーマンや、芸術作品として鑑賞し写真に収める観光客の姿が見られた。

作者は、作品を使って遊ぶという行為を通して、作品と鑑賞者という境界を意図的に曖昧にした。

鑑賞者が自由に想像し、楽しむことを期待されているのだ。卓球は一人ではできないという性質も持ち、誰かを一緒に連れて行くきっかけができる。またその場で新たな交流が生まれることも考えられる。

卓球がアートの作品になり、まちづくりにも一役買っているという珍しい事例である。

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