【卓球×テクノロジー】もう練習相手はいらない 卓球×ARのイマ


デジタル卓球ゲーム「PONG!PONG!」に挑戦するパラ卓球の岩渕(奥)と松平賢二(手前)


卓球×テクノロジーが近年、進化を続けている。

今月15日、デジタル卓球ゲーム「PONG!PONG!」のデモンストレーションイベントが渋谷の卓球複合施設「T4 TOKYO」で開催され,た。

これは最新のMixed Realityを搭載した新感覚の卓球ゲームである。Mixed Realityとは、「複合現実」と訳されることが多いが、カメラなどを通して受け取った現実世界の情報をデジタル空間上に重ね絵のように反映するものだ。

Mixed Realityを駆使した卓球ゲーム「PONG!PONG!」は、ラリーを続けて、相手のコートのブロックを壊していくゲーム。早いボールで打ち合うのではなく、沢山ブロックを崩したプレーヤーが勝つゲームだ。

ゲームの仕組みの土台となる「卓球トラッキングシステム」は、ITベンチャーのアカツキが開発した。開発者によれば、「球の軌道から0.1秒後の落下地点を予測し、リアルタイムに台に反映させる技術」を開発したという。このシステムはカメラとPCとプロジェクターがあれば、どんなスポーツにでも応用出来るという。

Leap Motion社のARヘッドセットでリアルな卓球体験

さらに、驚くべきことが、練習相手がいなくても、リアルな卓球が体験できる技術が整いつつある、ということだ。今年4月にアメリカのLeap Motion社がAR(拡張現実)を駆使したヘッドセットを発表したのだ。

Leap Motion社は、マーカーなしで手をトラッキングする技術に強みを持っている。「LeapMotion Orion」というVR空間で手を認識することができるエンジンの開発にも着手してきた。

この技術を使って完成したARヘッドセットは、フリーハンド(右利きの選手であれば左手のこと)をサーブを打つ時のようなモーションをすると、ピンポン球が現れる。卓球のラケットを見立てたコントローラーを動かすと、その力加減やラケットの角度に合わせてきちんと打球ができているのが見て取れる。

Leap Motion社はこのARヘッドセットを100ドル以下(日本円で約1万円以下)で売り出すことを考えており、発売時期は未定であるが、一般のユーザーにも手が届きやすい価格にする予定だという。

卓球を練習するためには練習相手が必要。その“当たり前”が変わる時代が今来ようとしている。

文:ラリーズ編集部

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