丹羽孝希と最強左腕・許昕の超絶ラリー、ITTFベストポイントに<卓球・カタールオープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:好ラリーを展開した丹羽孝希(写真左)と許昕(写真右)/提供:ittfworld

卓球×SNS 丹羽孝希と最強左腕・許昕の超絶ラリー、ITTFベストポイントに<卓球・カタールオープン>

2020.03.07

文:ラリーズ編集部

7日、国際卓球連盟(ITTF)は、現在開催中のワールドツアープラチナ・カタールオープン大会本戦2日目のベストポイント(Point Of The Day)に、男子シングルス2回戦の丹羽孝希(スヴェンソン)- 許昕(シュシン・中国)戦のスーパーラリーを選出し、公式SNSアカウントで公開した。

>>丹羽孝希「卓球やめるかも…」熾烈な五輪代表争いの心中<前編>

世界ランク1位の許昕が驚異のラリー力を発揮


写真:驚異のラリー力を誇る許昕/提供:ittfworld

そのダイナミックなプレーからITTFに、Superman(スーパーマン)をもじって“Xuperman(シューパーマン)”と称される許昕(Xu Xin)。驚異のラリー力で、何度も卓球ファン脱帽のプレーを披露してきた。

第1ゲーム、丹羽と許昕、お互いにゲームポイントを取り合うも両者譲らず12-12となった場面。丹羽は得意のサーブから、バックストレートに強打を放ち、続く5球目で許昕のフォアドライブを、やや体勢を崩しながらも前陣でカウンター。丹羽得意の速攻が決まったかに思われた。


写真:丹羽孝希/提供:ittfworld

しかし、相手は“Xuperman” 許昕。驚異のフットワークでそのボールに追いつき、得意の曲がるドライブで丹羽を中陣に下げる。丹羽も一歩も引かず、そこからフォアドライブ対フォアドライブの、これぞ男子卓球というようなダイナミックなラリー戦を展開した。

丹羽は、コースを変えながら何度も素晴らしいドライブを送るも、許昕も負けじとフォアドライブをねじ込む。最後は、許昕のミドルにきたドライブに丹羽が空振りし、このスーパーラリーに終止符が打たれた。

この、最後までどちらは制したかわからない好ラリーを、ITTFは、「どちらが勝ったか当ててみて!P.S 当たった人に懸賞はありません😂」とのメッセージを添えて公式SNSで公開。ファンからは「amazing」(信じられない)などと感嘆の声があがっている。

許昕は本日行われる男子シングルス準々決勝で、2019年の世界選手権ブダペスト大会で苦杯を喫したフランスのシモン・ゴジと対戦。リベンジを果たせるか注目だ。

丹羽と許昕のスーパーラリー動画はこちら

>>丹羽孝希「4年後のパリ五輪も目指す」天才サウスポーが描く未来<後編>