文:ラリーズ編集部
25日、五輪公式Twitterが投稿を更新。リオ、東京の2大会連続で金メダルを獲得した馬龍(マロン・中国)が「最も印象に残っている五輪の試合」について話す動画を公開した。
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The Olympic GamesのTwitter
Remember this Rio 2016 table tennis rally?
We asked Ma Long about his favourite Olympic memory – and this was his pick. Discover what he had to say about it and click the link in video to find out what motivates 'the Dragon'.@WTTGlobal I #WTTXinxiang I #WTTCupFinals pic.twitter.com/q8ljrGAtFM
— The Olympic Games (@Olympics) October 25, 2022
「最も印象に残っている試合は…」
五輪公式Twitterが公開した動画では、リオ、東京と2大会連続で男子シングルス金メダルを獲得した馬龍に「最も印象に残っている五輪の試合は?」と質問。その質問に対して馬龍は「たくさんあるけど、水谷隼との試合だね。」と回答し、4大会連続で五輪に出場した日本卓球界のレジェンドである、水谷隼さんの名前を挙げた。
当該の試合は、リオ五輪男子シングルス準決勝の水谷vs馬龍戦。この試合は、当時世界ランキング1位の絶対王者・馬龍に対して水谷さんが大熱戦を演じ、敗れはしたものの馬龍を追い詰めるなど、大会屈指の好ゲームと言われている試合でもある。
写真:リオ五輪での水谷隼/提供:ittfworld
そんな好ゲームの中でも、馬龍は第6ゲームで2-1と水谷さんが1点リードしていた状況での激しい打ち合いをピックアップ。
「特に第6ゲームの1点はあの試合において重要かつ美しいものだった。あの試合では私が先に3ゲームを奪ったが、水谷はそこから2ゲームを取り返し、ゲームカウントが3-2になっていた。あのラリーでは何度も攻守が入れ替わる長いラリー戦になったね」と語り、そのときの1点が試合の流れの中で重要な1点だったと述べた。
このツイートには水谷さんも引用リツイートで反応。「馬龍がこのラリー覚えててくれて嬉しい。最後かっこよく決めようと思って狙いすぎた」と、当時の思い出を振り返った。
リオ五輪から6年が経ち、水谷さんは現役を引退したが馬龍は変わらず第一線で戦い続けている。34歳と、いつ現役を引退してもおかしくない年齢となった馬龍だが、今でもその強さは健在。2年後のパリ五輪でも世界の猛者たちと鎬を削り、熱い火花を散らす姿に期待せずにはいられない。
水谷隼さんのTwitter
馬龍がこのラリー覚えててくれて嬉しい✨
最後かっこよく決めようと思って狙いすぎた😣 https://t.co/EpmN9vVzal— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) October 25, 2022