監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

全日本卓球選手権男子シングルス第3位の実績を誇る平野選手。高校時代(野田学園高校)、大学時代(明治大学)ともに常に日本のトップを走り続けてきた選手です。ファイト溢れるプレーの中に細かいテクニックや打たせてから振り回すプレーも近年増え、彼自身の卓球スタイルも完成形に近づいていると思います。

一方、小学校時代は全国での目立った実績が無かった神選手ですが、青森山田中高での厳しい練習と自らの努力により、全日本選手権男子シングルスファイナリストまで昇り詰めました。

「魂を込めた」神選手の卓球は見る人に感動を伝えます。私の青森山田での教え子の中では「最も伸びた」選手です。そのことについて詳しく書いたシェークハンズでの私のブログ記事「この1球に魂を込めて!青森山田学園で最も伸びた『彼』とは?」もお読み下さい。

板垣ブログ神巧也 前編
板垣ブログ神巧也 後編

見どころ

同じ年齢の二人は高校時代、お互い名門校のキャプテン(平野選手は野田学園・神選手は青森山田)として自校を全国優勝に導き、また大学時代は仲間(明治大学)として切磋琢磨してきました。

過去何度も名勝負を繰り広げてきた両選手が全日本実業団決勝で再度対戦します。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


第2ゲーム平野6対8での場面。
お互いに手の内を知る尽くしている両者の対戦は迷いがあった方が不利になります。第1ゲームの後半、平野選手は「自分の得意なYGサーブでいくかどうか」を迷ったように感じます。

この場面で「迷わず、自分の最も得意なフォアからのYGサーブ」で2得点し、8対8に追いつきます。ここで離れていたら神選手の勝利がグッと近づいていたと思います。

板垣’S EYE

平野選手のフォアからのYGサーブに対し、神選手のレシーブ種類が少なくなってきました。もちろん、どのレシーブも質の高い強気なレシーブでしたが、平野選手の待ちの範囲以内に入っていたので、もっと強く、もっと厳しくと考えてレシーブミスも増えてしまいました。

平野選手は神選手のフォアサーブに対し、待ちを絞らせませんでした。長いツッツキ、ストップ、チキータをうまく混ぜながら「打たせて振り回す」「先手を取って一気に攻める」のメリハリがあったように思えます。

次回の両者の対戦は同じ展開にはならないでしょう。今後も何度も対戦するであろう両者の「プライドをかけた熱い戦い」は私の楽しみの一つでもあります!

試合情報

大会名:2017全日本実業団卓球選手権大会 男子 決勝
選手名:平野友樹(協和発酵キリン)vs神巧也(シチズン時計)
大会種別:団体戦、シングルス、国内、一般
試合結果:平野3-1神

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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