監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

全日本卓球選手権男子シングルス第3位の実績を誇る平野選手。高校時代(野田学園高校)大学時代(明治大学)と常に日本のトップを走り続けてきた選手です。ファイト溢れるプレーの中に細かいテクニックや打たせてから振り回すプレーも近年増え、彼自身の卓球スタイルも完成形に近づいていると思います。

対する吉田海偉選手は世界最速のフォアハンドドライブが最大の武器。全日本チャンピオン・世界選手権代表と日本の一時代を支えてきたトッププレーヤーです。
裏面打法を駆使するスタイルが主流となった中国式ペンホルダーの中で、裏面を貼らず、フォア面のパワードライブ・フットワーク・多彩なバックショートを駆使し勝利を掴みとるプレーはまさに職人。私の尊敬する選手の一人です。

見どころ

吉田選手の老獪なプレーに平野選手がどう対応するのか、今年の全日本選手権で3位となった選手同士の熱い戦いが予想されます。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


第1ゲーム5対6での場面。
お互いに一発のある選手。甘いサーブに対し先手を取られては一発を喰らい、甘いレシーブをしては一発を喰らう為、厳しいサーブレシーブの応酬です。その為レシーブミスも必然的に多くなってしまいます。

この場面、平野選手のYG斜め下回転は少し台から出ていますが、吉田選手が判断を誤りツッツキでのレシーブミス。ここで、平野選手は「バック前へのYGサーブならチキータがないので、先に攻められることはない。」と感じたような気がします。

ここからもサーブの応酬ですが、レシーブを深く入れて一本つなぐことができた平野選手が逆転で第1ゲームを取ります。

板垣’S EYE

吉田選手の「一発フォアドライブ」は打たなくてもオーラがあります。「いつ打ってくるのか、甘いボールは打たれるのか」と対戦相手は感じてしまい、自滅するケースがあります。

平野選手も立ち上がりに簡単なミスを繰り返してしまいますが、簡単そうに見えて凄いプレッシャーのかかっている1球のはずです。しかし、ここから立て直しゲームを先取するあたり、流石の精神力です。

吉田選手は最後までレシーブに悩んだような気がしますが、それでもラリー中の厳しい角度へのフォアドライブは誰でも真似ができるボールではありません。まだまだ戦う気持ちの強い吉田選手。尊敬に値します。

試合情報

選手名:平野 友樹(協和発酵キリン) vs 吉田 海偉(東京アート)
大会名:2017全日本実業団卓球選手権大会 男子 準決勝
大会種別:団体戦、シングルス、国内、一般
試合結果:吉田0-3平野

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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