【卓球動画解説】牧之内菜央(専修大)vs石川梨良(青学大)|今日の1試合 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

卓球動画 【卓球動画解説】牧之内菜央(専修大)vs石川梨良(青学大)|今日の1試合

2019.09.13

文:ラリーズ編集部

福原愛、水谷隼、丹羽孝希ら日本のトップ選手を輩出し一時代を築いた青森山田中・高を14年間に渡って指導した名将・板垣孝司氏。

その板垣氏がトップ選手から年代別、ジュニア選手まで幅広い試合動画について両選手の特徴、勝敗を分けたポイントを語る。

今回は、2019年春季関東学生卓球リーグ戦 女子1部の「牧之内菜央(専修大)vs石川梨良(青学大)」。

両選手の特徴

左利きバック表ソフトの牧之内選手はバック3分の2までバックハンドを使い、高速バックハンドで相手を振り回すスタイルです。速射砲のようなバックハンドで相手を追い込みフォアスマッシュでトドメを刺す卓球はツボにはまったらどんな相手にも勝つ可能性があると思います。

エリートアカデミーで鍛えられた石川選手は高速バックハンドと打球点の高いフォアハンドでの得点能力に優れています。特にフォアサイドから両コースに打ち分けるフォアハンドは素晴らしいです。

見どころ

左利き同士の試合はバック対バックからどのような展開を作っていくのが勝敗の大きなポイントになります。回転をかけながらチャンスを伺う石川選手とバックミートでどんどん押していく竹之内選手のバック対バックの攻防が見所です。

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勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第1ゲーム10対9でのラリーです。バック対バックから左利きのフォアにボールを回すのが竹之内選手の武器ですが、この場面で石川選手はフォアサイドのボールに見事に反応し得点をあげました。この試合は第1ゲームが勝負だったと思います。ゲームを先制して余裕を持ちたい竹之内選手でしたが、石川選手の反応の速さは見事!

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板垣’s EYE

試合中盤から石川選手は竹之内選手のミドルにボールを集め強烈なバックミートを防ぎながらチャンスがあればバックコーナーにボールを送っていました。バック対バックの攻防の中でも奥の深さを見せる戦術をとった石川選手はナイスゲームでした。

竹之内選手のバックハンドも力と速さ、変化があり相手としてはやりにくいと思います。速さだけのラリーに回転やコースの変化を混ぜられた時にも冷静に対応できるようになれば、更に上位選手に勝てる可能性があると思います。

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試合情報

大会名:2019年 春季 関東学生卓球リーグ戦 女子1部 第7戦
選手名:牧之内菜央(専修大)vs石川梨良(青学大)
試合結果:牧之内 1-3 石川

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映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands