監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

全日本女子ダブルスチャンピオンの永尾選手は、社会人になり急成長している好選手です。恵まれた体躯から放たれるフォアドライブの回転量、質の高さは今までの日本女子選手のボールとは明らかに異なり、まるで中国選手のようです。また、サーブも多彩で、サーブからの待ち方も知り尽くしています。早いピッチではありませんが、一振りでラリーを終わらせることのできるボールの質が素晴らしいです。

対する元世界選手権日本代表の松澤選手は、高速ラリーでのカウンタープレーと両ハンドの重いボールが武器の選手です。卓球台から下がらない位置でも当てるだけでなく、両ハンドともに回転をかけながらグイグイ攻めていくプレーが持ち味です。

見どころ

テンポの速いプレーを得意とする松澤選手対回転量が多くプレーテンポを操れる永尾選手の試合は、やはりラリーではなく、サーブレシーブでの早めの勝負展開になります。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。

第3ゲーム松澤選手13対12リードの場面で見せた永尾選手の粘りの飛びつきドライブ
ようやく永尾選手のボールの質に慣れてきた松澤選手が得意の速いブロックで永尾選手をフォアサイドの遠いところに振り回し始めます。このポイントでは逆を突かれた浮いたストップボールからミドルへフリックされ、最後にフォアに振り回された永尾選手ですが、大きく飛びつき自分のベストボールを打ち込んで得点します。このボールで得点できない松澤選手は13対13で、焦って凡ミスをしてしまいます。

永尾選手は9対10の場面での厳しいツッツキに対しても、しっかりと動ききり、松澤選手のフォアサイドへ回転量の多いドライブで粘って得点します。永尾選手のボールの質がわずかに上回った試合でした。

板垣’S EYE

永尾選手は自分の多彩なサーブの後にどこを待つかを知っている選手で、3球目で台から距離をとったり、前に付いたりと、自分のベストボールを打つためにポジションを変えられる頭脳的なプレーが素晴らしいです。

松澤選手は永尾選手の回転量の多いボールとサーブレシーブに苦戦し、自分の持ち味を出し切れなかった試合でした。自分と同じテンポでプレーしない選手に対して対応力や戦術の幅が広がれば、卓球のスタイルが完成形に向かうと思います。

試合情報

大会名:2017全日本実業団卓球選手権大会 女子 準々決勝
選手名:松澤 茉里奈(十六銀行)vs永尾尭子(アスモ)
大会種別:団体戦、シングルス、国内
試合結果:松澤0-3永尾
フルバージョン動画はコチラ

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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