【今日の1試合】回転量がスゴい名勝負 「温」vs「永尾」|卓球動画


監修:板垣孝司(TSVクニックスホーフェン ヘッドコーチ、シェークハンズGM

両選手の特徴

全日本女子ダブルスチャンピオンの永尾選手は、社会人になり急成長している好選手です。恵まれた体躯から放たれるフォアドライブの回転量、質の高さは今までの日本女子選手のボールとは明らかに異なり、中国選手のようです。また、サーブも多彩で、サーブからの待ちもよく知り尽くしています。早いピッチではありませんが、一振りでラリーを終わらせることのできるボールの質が素晴らしいです。

対するは、希望ヶ丘高校〜日体大で常にチームの主力として大活躍してきた温選手。中国式ペンホルダーで裏面でのバックドライブとブロックも鮮やかですが、やはりフォアハンドでの回転量の多いドライブは脅威です。この回転量の多いドライブはカウンタードライブをすることも難しく温選手の大きな得点力になっています。

見どころ

両者ともに回転両の多いボールを巧みに操るため、女子選手同士ではありますが、高速ラリーではなく、回転を使っての試合が展開されます。

勝負を分けたこの1本

※ページトップと同一の試合動画について、再生開始箇所を調整してお送りします。


第5ゲーム永尾選手7対8でのミドルへの4球目バックハンド
レシーブドライブの後、バックサイドへ攻撃すればフォアサイド深くへのブロックで振り回されるため、両ハンド選手が最も対応しにくいミドルへつなぎ、返球をカウンタードライブ!見事!

永尾選手は第5ゲーム6対7の場面でも強気でミドルへのロングサーブを使っています。

板垣’S EYE

永尾選手のサーブレシーブとボールの球質に対応し始めた温選手が第3第4ゲームを奪い返し、第5ゲームも一時はリードを奪いますが、永尾選手の戦術転換は見事です。下回転ボールに対して回転量の多いフォアドライブを打たれるとブロックが難しいのでアップサーブやロングサーブ、そしてミドルを攻めて温選手のドライブの回転量を落とさせての大逆転。

高速ラリーではありませんが、とても興味深い一戦でした。

試合情報

大会名:2017全日本実業団卓球選手権大会 女子 1回戦
選手名:永尾尭子(アスモ) vs 温馨(エクセディ)
大会種別:団体戦、シングルス、国内、一般
試合結果:永尾3-2温

映像提供:LaboLive

監修協力:Shakehands

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