【ご意見募集】あなたの選ぶ“最高の1点”は?ラリーズ編集部からのチョイスはこれだ!


*写真:上田仁(岡山リベッツ)/ittfworld

ITTFのスターアワードが発表された。日本からは張本智和、伊藤美誠ら注目選手が選出される順当な結果となった。中でも「スターポイント」部門ではITTFが選出する「華麗な1ポイント」が特集されていた。世界各国のトップクラスたちの美技は確かに凄まじい。ただ、選出されなかった中にも我々を感動させるプレーがあったはずだ。ならば、卓球マニアが揃うラリーズの各編集部員にハナシを聞いてみよう。

※ラリーズのツイッターやフェイスブックでは読者の皆さんが選ぶ“あの1点”を募集しております。ぜひご意見があればお寄せください。

1.選手名
2.試合
3.動画URL
4.その理由

編集部・中川セレクトはジャンウジンの“あの1点

1. ジャンウジン
2. 韓国オープン1回戦 フランジスカ戦のマッチポイント(3-0の10-9)
3. https://tv.ittf.com/video/franziska-patrick-jang-woojin/1274634
4. 地元の韓国でジャンウジンが3冠を達成したことで話題を呼んだ韓国オープン。ジャンウジンが好調だったということを裏付ける1ポイントがあった。それがフランジスカとの1回戦、マッチポイントでのラリーだ。サーブを出して勢いよく3球目を回り込んだが、フォアサイドに返球されるジャンウジン。普通の選手ならまず届かない距離の飛びつきで見事に返球すると、なんと次の球を回り込んだのだ。そこからこのラリーは非常に長くなるが、その中で何度もフォアへの飛びつきを見せ、ジャンウジンがついには点数をもぎ取る。驚異的な身体能力と集中力が見て取れ、ツアー制覇も納得のラリーになった。

編集部・武田セレクトは上田仁の“あの1点”

1.上田仁
2.ロンドンチームワールドカップ韓国戦 チョン・サンウン(2−2の15−14)
3.https://www.youtube.com/watch?v=ZXBt-P1daks
4.今年の逆転劇のべストマッチは上田のこの試合だろう。韓国を相手に1番手、2番手が連勝するもまさかの3,4番が2連敗。さらにフルセットにもつれた2−2の6−10とマッチポイントを握られ、後がないところからまさかの大逆転。最終ゲームのラスト9分30秒、異様な雰囲気の会場、韓国サイドの焦り、日本サイドの高揚感など卓球の面白さ、恐ろしさが詰まった試合は必見だ。この時、すでに上田は実業団を後にして心中ではTリーグへの挑戦を決めていたと知ってみるとまた一味ちがう。何より、実況が最高にクールだ。“Businessman one point away for finishing the job today
(仕事人があと1点で今日の仕事を終えようとしている)”。

編集部・澤竹セレクトは石川佳純の“あの1点”

1.石川佳純
2.世界卓球2018準決勝南北合同コリア戦 キム・ソンイ戦ラストポイント(ゲームカウント2-2の15-14)
3.https://youtu.be/zA9Vz36X6No?t=2944
4.大きな逆境を乗り越えた選手はとても魅力的に感じるのではないだろうか。日本女子卓球の大黒柱である石川佳純もその一人であろう。その石川らしさが垣間見えたポイントが世界卓球2018準決勝のキムソンイ戦だ。この試合の前日に南北合同コリアが急遽結成され、賛否両論が飛び交う異様な雰囲気の中、試合が始まった。加えて不運なことに、キムソンイは2016年リオ五輪のシングルス1回戦、石川がまさかのフルゲームで敗れた因縁の相手であったのだ。試合はファイナルゲームにもつれ込み、石川はこのゲームで実に3度のエッジ・ネットボールに襲われマッチポイントを奪われた。誰もが石川の負けを確信した。重要な2番手を落とす、と。しかし石川はここで終わらず、最後の1ポイントもネットにかかったボールに執念で食らいつき、粘り勝ち。このデュース戦は何度見ても手に汗握る戦いだ。

編集部・山下セレクトは伊藤美誠の“あの1点”

1.伊藤美誠
2.スウェーデンオープン女子準々決勝 劉詩文戦(3−3の6−6)
3.https://youtu.be/3DWuXC4DMXI
4.世界卓球2018団体決勝で劉詩文に劇的勝利を収めた伊藤美誠。それ以来の対戦となったスウェーデンオープン準々決勝、伊藤はゲームカウント1-3と追い込まれてしまう。しかしそこから第5ゲームのデュースを制すと、第6ゲームも連取しゲームカウント3-3のイーブンに戻す。迎えた最終ゲームの6-6、得意の両ハンドの高速連打で伊藤が貴重な一点をものにする。たまらず劉詩文はタイムアウト。それほど痛い失点だったのであろう。タイムアウト後も伊藤の勢いは止まらず11-8で劉詩文をシャットアウトし逆転勝利を収めた。この勢いのまま丁寧、朱雨玲と中国の主力を撃破し、日本のみならず世界の卓球界に衝撃を与えた伊藤美誠。中国主力3選手を破る快挙のターニングポイントと言っても過言ではないラリーであった。

編集長・川嶋セレクトは張本智和の“あの1点”

1.張本智和
2.ジャパンオープン決勝 張継科戦 ゲームカウント3-3の最終ゲーム11-11
3.https://youtu.be/5L5FHqqgBog
4.今年も大物中国選手へのジャイアントキリング連発で卓球史に強烈なインパクトを残した張本智和。4月のアジアカップで世界ランク1位の樊振東、6月のジャパンオープンで五輪金メダリストの馬龍、張継科を連破した張本は15才にして世界トップランカーの仲間入りを果たした。
そんな張本の真の強さは相手の作戦を読み、ウラを書く「戦術転換能力」にある。
ジャパンオープン決勝、ロンドン五輪金メダリストの張に対し、最終ゲーム11-11の勝負がかかった場面。相手のロングサーブに対し、通常であれば得意のバックハンドで対応するところを、相手の意表を突くフォアハンド強打で得点した。
また、マッチポイントを握った最終ポイントも、セオリーであるショートサーブでは無く、相手の読みを外すスピードロングサーブを選択。見事にエースを取り、勝負を決めた。
闘志剥き出しのチョレイと、強烈なバックハンドに目が行きがちだが、その裏側にあるクレバーな戦術転換が張本の強さを支える。

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