夏にスキー用品は売れるのか?VR卓球はどうなのか?専門店が揃う街で調べてみた | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ヴィクトリア御茶ノ水本店/撮影:ラリーズ編集部

卓球×ビジネス [PR] 夏にスキー用品は売れるのか?VR卓球はどうなのか?専門店が揃う街で調べてみた

2022.03.26

この記事を書いた人
1979年生まれ。2020年からRallys/2024年7月から執行役員メディア事業本部長
2023年-金沢ポート取締役兼任/軽い小咄から深堀りインタビューまで、劇場体験のようなコンテンツを。
戦型:右シェーク裏裏

東京新生活なら、まず御茶ノ水に行ってみるべきだ。
なぜなら、人生で必要なものの大半が揃うからだ(キッパリ)。

スポーツ専門店、楽器店、大学、古書、映画館(岩波ホールは夏に閉館するが)、それに、美味しいカレー、うどん、喫茶店。
人生ってそれ以外に何かあるだろうか?

もちろん山ほどあるのだが、まずは御茶ノ水スポーツ店の象徴的な存在であるヴィクトリアの笹本治さん(元卓球部)に話を聞いてみたところ、その歴史も含め、御茶ノ水エリアについての話は、とても含蓄のあるものだった。


日本有数の古書街でもある

スポーツ店が多い理由

――なぜ、御茶ノ水にはこんなにスポーツ店が多いんですか?
笹本:
この辺りは明治の頃から大学や学校が多く、学生の余暇の遊びということで、1950年代から、楽器やスキーなどのお店が出店してきた流れがあります。私たちにとっては創業の地であり、聖地ですね。


パルテノン神殿ではない、ヴィクトリア御茶ノ水本店である

――このヴィクトリア御茶ノ水本店は、いつから?
笹本:
1976年です。80年代には、バブルとスキーブームがやってきて、全国に200店舗近く出店した時期もありました。45歳以上の方は、ヴィクトリア=スキーというイメージがあるかもしれません。僕もその頃大学生で、このお店にスキー用品を買いに来てましたね。


ヴィクトリアの笹本治さん

笹本:当時は、ここヴィクトリア本店で板を買うと、歩道に人が溢れていてスキー板を担げないので、垂直に持って帰っていました

――映画『私をスキーに連れてって』(1987年公開)の頃の時代ですね
笹本:
その後、スノーボードが日本に入ってきて。90年代中盤以降、スキーブームがひと段落してからは、ヴィクトリアもゴルフやテニス、卓球などオールスポーツを扱うようになっていきました。

――流行の移り変わりを感じますね
笹本:
それで言うと、数年前からブームの皇居ランについては、地域の商店街のみなさんや千代田区と一緒にルール作りをして、標識を立てたりもしましたね。ずっと楽しめることが大切なので。ヴィクトリアはこの御茶ノ水に本店を構えて約50年、スタッフもみんな“地元愛”が強いですね。

夏にスキー用品は売れるのか

――ところで、まもなく4月ですが、まだスキー用品こんなに置いてるんですね
笹本:
この時期に、ここまでの規模でスキー・スノーボード商品を置いているショップは他に無いと思います。実はGWくらいまでは雪が残っていて滑れるので、その方たちへのメンテナンスや消耗品販売、ブーツやウェアも置いています。

夏になると全てアウトドア商品にしてしまうお店も多いんですが、ヴィクトリア御茶ノ水本店は、夏はフロアこそ狭くなりますが、通年スキー・スノーボードを置いています。


夏でもスキー・スノーボードを置く専門店のプライド

――なぜなんでしょう
笹本:
スキー専門店として、夏にお店に行ったら一つもスキー用品がなかった、ではお客様を失望させてしまいますから。

――でも夏に売れるんですか
笹本:
夏は、その次の新モデルの予約会などが中心ですね。感度の高い人は8、9月から予約して、11月に新商品を手に入れます。

あと、夏場は薀蓄(うんちく)を語ります

――薀蓄を?
笹本:
小さいショップの店員さんも同じだと思いますが、“いやあ、来季はあれが来るから、今からやっといたほうがいいですよ”とか。ずっと次のシーズンについてお客様とあれこれ楽しそうに話してますね。


話にもミニ薀蓄が入ってきて面白い

御茶ノ水にはアウトドアグッズのエルブレスも


2−4階がアウトドアのエルブレス、5−8階がスキー・スノーボードのヴィクトリア

――この2階から4階までのエルブレスって、アウトドアショップですよね
笹本:
はい、この3月から増床リニューアルしました。エルブレスは、かつてヴィクトリアのアウトドア部門がスピンオフして作られたお店なんです。

ヴィクトリア御茶ノ水本店は、1階だけヴィクトリアとエルブレスのミックスで、2−4階がアウトドアのエルブレス、5−8階がスキー・スノーボードのヴィクトリアが入っています。


アウトドアグッズ、圧巻の品揃え


がぜん質問を始める新編集部員・和田氏


仕事を忘れ始める新編集部員・和田氏

――何が増えたんですか
笹本:
売り場が広くなったことで、アウトドアもキャンプやトレッキングだけでなく、海や湖など水場のグッズも一緒に見せられるようになりました。

ゴルフ人気が再び高まっている

笹本:あと、御茶ノ水で言えば、近くのヴィクトリアゴルフも増床リニューアルしたんです。


パター試打、種類が多くてスペースが広い

――ゴルフですか。なんか意外。
笹本:
ずっと右肩下がりだったゴルフ市場ですが、コロナ禍で、外で少人数でするスポーツなので安全というイメージから、若い人たちが始めるようになり、初心者層も増えて、いまゴルフ場の予約はなかなか取れないほどです。

ヴィクトリアゴルフは、特にオシャレさで女性に人気なので、女性向け商品も増やしました。


もはやゴルフは“おじさんのスポーツ”ではない

いや、卓球ですよ。

つい、充実の売り場探訪をしてしまった。
いや、卓球ですよ。

笹本さんにお礼を言って別れ、噂のVR卓球が体験できるスーパースポーツゼビオ御茶ノ水本店に向かった。
靖国通り沿いを徒歩3分程度、こちらも同じゼビオグループなのだ。
新編集部員・和田氏が「初めてです、粒高設定ありますか、やさしいモードで」などと、ピュアな要望を出しつつ、セッティングをして開始だ。


VR卓球を体験する新編集部員・和田氏


1試合終えたような表情

「没入感すごいです。精度はまだ改良の余地ありますね。対戦ができるといいなあ」

試合後のベンチのような高揚感で、開発者泣かせのコメントをくれる。そして開発はRallysだったりする。

ロードバイクも室内で

個人的に、不可逆的なスポーツ用品の変化を感じたのが、同じ御茶ノ水にある自転車専門店・エルブレスバイクで見せてもらった、ズイフトというアプリだ。
愛車のロードバイクとローラー台を使って、室内で自転車トレーニングができるのだ。

コロナ禍以降、外に出られなくても愛車のバイクに乗れて、本格的な走行感があるということで、驚くほどの売れ行きだと言う。


店員さんに試してもらった


もちろん、専門店らしい細やかなロードバイクメンテナンスも充実

御茶ノ水の多様な専門性

あっという間に時間が過ぎた。
取材終わりに、御茶ノ水・神保町エリアの誇る名店ボンディのカレーを食べたら、隣で新編集部員・和田氏が今日一番の笑顔をしていました。


和田氏「絶対また来ます」

これから新生活の始めるみなさん、東京なら、まず御茶ノ水を散策してみてはいかがでしょう。

人生もスポーツも、こんなに多様な専門性とそれを誇りにする人たちがいて、これからの生活で何かに挫折しても、次の道はいくらでもあることに気づきます。

少なくとも、かつての僕はそうでした。


今回ご紹介した御茶ノ水の各店舗MAP

ヴィクトリア 御茶ノ水本店

住所:東京都千代田区神田小川町3-4
電話番号:03-3295-2955
営業時間:平日・土曜/11:00~20:00、日曜・祝日/11:00~19:30
>>店舗のWEBサイト


ヴィクトリア御茶ノ水本店