文:ラリーズ編集部
日本卓球史上最も熾烈と言われた代表選考レースを勝ち抜いた丹羽孝希。ロンドン、リオに続き3大会目の五輪代表の座を手中に収めた。
高校3年で全日本卓球選手権優勝、リオ五輪でも団体銀メダルと輝かしい実績を残してきた丹羽にとって、2019年は「卓球人生で一番大変」な一年となった。
Rallysはそんな丹羽の姿、生の声を、2019年4月のアジアカップ、世界卓球から始まり、香港、ジャパン、韓国、オーストラリア、T2ダイヤモンドマレーシア、チームワールドカップ、T2ダイヤモンドシンガポールと現地で追いかけ続けてきた。
そしてドイツオープン直後の2019年10月、そして代表選考終了後の2020年2月の2度、丹羽に独占インタビューを敢行。今回は日本が誇る天才サウスポー・丹羽の「もがき苦しみ続けた五輪代表争い」と「東京五輪とその先への覚悟」に迫った。
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【丹羽孝希・前編】「卓球やめるかも…」熾烈な五輪代表争いの心中(2月29日公開予定)
写真:丹羽孝希/撮影:伊藤圭
「本当に諦めかけてたんですよ、五輪を。最悪このまま引退することになるかもしれない。卓球をやめるかもしれないと思った」。
数々の栄冠を掴み取り、卓球界の表舞台で活躍してきた丹羽孝希がここまで追い詰められるほど、五輪代表レースは過酷を極めた。
日本卓球史上に残る争いの最中、7大会連続初戦負けを喫するなど絶望の淵に立たされ、そこから大逆転で代表を勝ち取った丹羽の心中に迫る。
>>丹羽孝希「卓球やめるかも…」熾烈な五輪代表争いの心中<前編>
【丹羽孝希・後編】「4年後のパリ五輪も目指す」天才サウスポーが描く未来(3月1日公開予定)
写真:丹羽孝希/撮影:伊藤圭
「結果で次の4年の卓球の価値が変わってしまう」。
リオで団体銀メダルを獲得し、その後の卓球ブームを牽引してきた丹羽は並々ならぬ覚悟を持って東京五輪に臨む。
「本当にこの一年苦しいことばかりで、一時は代表を諦めかけていた」という選考レースを乗り越えた今、丹羽が思うこととは。
「勝つ選手は“運”が必要」「僕もまだわからないです、どうすれば勝てるのかって」、そして「4年後のパリ五輪も目指す」。丹羽が本心を語る。
>>丹羽孝希「4年後のパリ五輪も目指す」天才サウスポーが描く未来<後編>
なぜ中国は卓球が強いのか?<Vol6. 丹羽孝希>(3月2日公開予定)
2015年のアジアカップ、2017年のアジア選手権で世界最強のペンドラ・許昕(シュシン・中国)を2度下している丹羽孝希。
ただ、一方でリオ五輪男子団体決勝で、丹羽は1番シングルスで馬龍(マロン)に、3番ダブルスで張継科/許昕ペアに敗れた。卓球帝国・中国への勝ち方、そして強さを身をもって体感してる丹羽に「なぜ中国は卓球が強いのか?」という原点とも言える質問をぶつけてみた。
丹羽孝希(スヴェンソン)の用具紹介|俺の卓球ギア#50(3月2日公開予定)
選手が使うラケットやラバーに加え、“卓球人生で重要なこだわりの品”を紹介する特集「俺の卓球ギア」。記念すべき第50回は、世界が認める天才サウスポー・丹羽孝希(スヴェンソン)の卓球ギアを紹介する。