文:ラリーズ編集部
17日、Tリーグプレーオフファイナル男子の試合後、初代王座についた木下マイスター東京の張本智和が、報道陣を前にプレーオフファイナルの感想と今後の抱負を語った。
この日勝負を決めた第4ゲームで、パワーあふれる攻撃が持ち味の森薗政崇に対して、何度もカウンター攻撃を繰り出し得点に繋げたことについて、「守りにも注力していた。自分からの攻撃だけでなくカウンターでも点を取れるようになることで、一段強くなれると思うので。」と勝利の裏に「守りの進化」にあったことを語った。
また、注目の一戦で森薗と当たったことについて、「森薗選手は強いし緊張もありましたけど、出る前に水谷さんから『大丈夫大丈夫』と声をかけられて、安心して入っていけました」と木下マイスター東京のチームワークが伝わるエピソードも披露した。
昨年10月24日に、開幕戦を同じ両国国技館で戦っていた張本は、開幕戦と今日のファイナルの様子を比較し、「開幕戦の時は、Tリーグが始まったばかりでみんな戸惑いもあったかもしれないけれど、今日はもっとお客さんが熱く盛り上がっていました。」と語った。「張本コールは聞こえましたか?」と問われると、「はい。」と笑顔で頷き、「僕たち選手も気持ちが盛り上がります。これからも応援していただきたいです。」と、感謝の気持ちを示した。
4月に開幕する世界卓球にむけては「個人で金メダルをとりたい」と早くも次の目標に気持ちを切り替えた。