過去にも未来にもいない、今の自分を知る企画 「0 to 100」#28大丸宙也


今の自分ってどうやって出来たんだろう。
たまにはコーヒーでも飲みながら
過去を振り返る時間があっても良いかも。
0歳から100歳までのリアルトーク企画スタートです。
今回のゲストは広告代理店に務める大丸宙也さん、28歳。

(文・取材・写真:ラリーズ編集部)

#28歳の自分とは

「やりたかったことを辿る。そんな余裕がようやく出てきた年齢。」

地元の中学高校を卒業し東大へ進学。中学・高校・大学と珍しく3度もの受験戦争を勝ち抜いてきた。大丸は院生活と休学を経て現在社会人3年目を迎える。企業のブランディング戦略・事業戦略を立案する戦略プランナーとして、日々業務に励んでいる。仕事に対する真っ直ぐな姿勢から信頼を積み上げ、今では指名で仕事を依頼されることも多くなってきた。そんな仕事に充実感ややりがいを感じるようになってきた28歳だ。一見、誰もが羨む順風満帆の“リア充”に見えてしまう。

仕事が楽しくなるにつれ、生まれ持った好奇心が爆発する。ここ最近、職場の環境や友人関係から自然と趣味が増えてた。サーフィンへ海に出かけたり、音楽に興味を持ち海外フェスへも顔を出す。気づけば映画も年間50本以上見るほどハマっている。かつて大学院時代に「稼ぎながら異国を旅する」ためにプログラミングを習得し、バックパッカーで15カ国を旅したこともあったが、社会人になりさらに5カ国が増えた。

仕事も趣味も充実した日々。正直勉強もスポーツも、やれば一定の成果を出すことができた。なのにどうしても納得ができず挑戦し続けているモノが大丸にもある。それは、一番継続しているはずなのに一番成果が出せていない卓球だ。東大卓球部を引退して以来、1年前から再開し、自分にとって趣味の中でも特別なものになっている。

今でこそたくさんの趣味に傾倒する。もしかしたらそれは学生時代、卓球に打ち込んだからこそやり逃したしまった自分を取り戻している感覚に近いのかもしれない。こうやって過去を振り返ることができるのも、卓球で悔しい思いをしてきた経験があるから。
自分の卓球衝動にハッキリとした「納得するため」という、決して勢いではないその明確な理由を理解している。大学院を卒業後、25歳で入社した現会社では「入社後勝負の3年目」と言われる今年。自分のポジションを理解しつつも、公私共に飛躍できる28歳へ挑む。

as a player

「妥協から始めた卓球が、納得するまでやり遂げる自分へと成長させた」

大丸は実はもともとサッカー少年だった。走ることが大好きだった少年は、中学の片道2時間という通学時間の確保から、運動部の選択肢を広げ、泣く泣く卓球部に落ち着いたという経緯がある。そこから目覚めた卓球熱。ゼロから始めた卓球は伸びしろしかなく、上達するのが楽しかった。憧れの選手の後輩になるために、志望高校を変更するほどハマっていた。サッカーに戻ろうとももう思わなくなっていた。

ただ、「上達」は言い換えれば戦いの連続であり、時に自分の弱さに直面しなくてはならない時もあった。直視させられる「敗北」という事実に自己防衛を張り、「指導者がいなかったから」「進学校の中では強い方だ」など、【条件付きで自分は強い】と言い聞かせる時もあったと言う。

そんな虚勢を張っていた自分や、負けることで自信を失った日々が、今の自分に大きく影響している。負けても失敗してももう一度トライしてみる。という姿勢だ。今では当時を冷静に振り返り、学びに繋げる事ができている。
「オリンピックに出る人ほど、自分は努力をしてきたとは全く思わない。でもそんな大舞台で頑張っている人の気持ちの100万分の1程度は共感ができるくらいは、1つのことに夢中になり、挫折して、自分と向き合ってきた。」

がむしゃらに頑張る人の不安と意地が理解できるー。その清々しい笑顔は、会社での素敵な上司を思わせた。

Fin.

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