「卓球観戦をもっと熱く」 森薗がファンに訴える


ITTF卓球世界ランキング・ダブルス1位の森薗政崇とファンとの交流イベント「森薗ファンナイト」が24日、中目黒の老舗卓球ダイニング「中目卓球ラウンジ」で開催された。

森薗は今年の全日本卓球選手権で伊藤美誠との混合ダブルスで優勝男子シングルスでも初の3位となり、ダブルスもベスト8と好成績を残した。

当日は、全日本の祝勝に加え、数日後にドイツ・ブンデスリーガに旅立つ森薗への激励の場となり、森薗を一目見ようと東京近郊の卓球ファンが一同に会した。

森薗とダブルスを組める体験が好評

女性ファンとダブルスを組んだ森薗。得意のチキータを連発した。

今回のイベントの目玉は、ファン全員が森薗とダブルスを組む体験が出来ること。実際にダブルスを組んだ参加者の20代男性は、「信じられません。日本を代表する選手とダブルスを組めるなんて。本当に貴重な経験でした。一生自慢します!」と感激していた。

森薗の真摯なファンサービス

ドイツ・ブンデスリーグでファンとの交流に慣れている森薗は、ファン一人一人との卓球談義を楽しみつつも、ファンから乞われ自身の得意技であるチキータの打ち方を手取り足取り教えるシーンも見られた。

参加者からは以下のような声も挙がった。

「優しかったです。森薗選手の方から話しかけてくれたし、一人一人を大切にしてくれた印象がありました。」(30代女性)

「スター選手なのに、とても話しやすかったです。単位のことなど、普通の大学生と同じ悩みを持っていることを知って、親近感が湧きました。」(20代男性)

中高時代にドイツで覚えたという自炊料理に関するエピソードや、美誠ちゃんとのダブルスの相性についてなど、本人からしか聞けない話を聞けて楽しかったです。」(40代女性)

卓球観戦文化の育成を

森薗は本イベントの中でしきりに「試合を観にきて下さい」「拍手だけでなくもっと声を出して応援して下さい。その方が選手は嬉しいんです」とファンに呼びかけていた。

卓球観戦が一つの文化となっているドイツでプレーする森薗は「観客が盛り上がっている中でプレーをするので選手の気持ちも高ぶり、いいパフォーマンスが発揮できる」という。

日本の卓球は、プロ野球やサッカーなどのプロスポーツと比べると、アスリートとファンの交流や観戦や応援の仕方が未成熟なところがある。今年の全日本卓球選手権でも観客は満員だったが拍手のみの応援が基本となっていた。今秋の開幕のTリーグでは「どれだけのファンが熱心に応援するか」がリーグ活性化の鍵を握る。アマチュアスポーツからプロスポーツへと舵を切り始めた卓球には「観戦文化の育成」という新たなテーマが生まれたように思えてならない。

取材・文:座間辰弘(ラリーズ編集部)

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