文:ラリーズ編集部
23日、関東学生卓球連盟は、年間優秀選手男女上位3名を発表した。男子は全日本卓球選手権ダブルスで優勝した及川瑞基(4年・専修大)が、女子はTリーグ・トップおとめピンポンズ名古屋でも活躍を見せた森田彩音(4年・中央大)が第1位に輝いた。
写真:全日学での及川瑞基(専修大)/撮影:ラリーズ編集部
年間優秀選手表彰制度は、1年間で最も優秀な成績をあげた関東学連所属の選手を、約200人のトップクラスの選手が相互に投票して選出する。男女ともに全日本大学総合卓球選手権大会・個人の部(全日学)を制し大学生王者となった両選手が1位に輝いた。
男子は及川、三部のツインエースがツートップ
写真:三部航平(専修大・写真は全日学2019時)/撮影:ラリーズ編集部
男子は第1位の及川に次ぎ、2位には三部航平(4年・専修大)が選出された。三部は、及川とともに専修大学ツインエースとしてチームを牽引。学生最後の秋リーグではチームを優勝に導き、全日本では及川と組み優勝を果たした。
写真:龍崎東寅(明治大・写真は全日学2019時)/撮影:ラリーズ編集部
3位には龍崎東寅(りゅうざきとんいん・明治大)がランクインした。龍崎は今季関東学生リーグ戦で春秋通してシングルス13勝1敗、ダブルス12勝2敗と単複で大車輪の活躍を見せた。全日本でもシングルスでベスト16に入りランク入りを果たしている。
写真:全日学での木村香純(専修大)/撮影:ラリーズ編集部
女子は1位の全日学女王の森田に次いで、四天王寺高時代インターハイベスト4の実績を持つ木村香純(2年・専修大)が2位。3位には早稲田大学女子卓球部主将の鎌田那美(4年・早稲田大)が入った。
写真:全日学での鎌田那美(早稲田大)/撮影:ラリーズ編集部
木村は関東学生リーグ戦シングルスで今季12勝1敗、全日学ではダブルス準優勝の好成績を収めた。鎌田は関東学生リーグ戦ダブルスで年間10勝1敗、全日学では単複ともにベスト4に入る活躍を見せた。
関西では関西大・坂根が総合ランキング1位に
写真:全日学での坂根翔大(関西大)/撮影:ラリーズ編集部
また、同時期に関西学生卓球連盟が、各大会の結果に基づき算出される年間総合ランキングを発表。男子は坂根翔大(しょうだい・4年・関西大)が、女子は鶴岡菜月(1年・神戸松蔭女子学院大)が1位に輝いた。
坂根は、関西大のエースとしてチームを牽引し、最後の秋リーグでは関西大学を53年振りの優勝に導いた。2019年11月の全日本学生選抜卓球選手権大会では、髙見真己(愛知工業大)を下しベスト4に入るなど関西のみならず全国で結果を出しているサウスポーだ。
写真:鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大・写真は全日学2019時)/撮影:ラリーズ編集部
岡山県就実高出身の鶴岡は、全日学で関西勢唯一のベスト8入賞を果たし、1年生ながら神戸松蔭女子学院大のレギュラーとしてチームを支えている。
ワールドツアーやTリーグが注目されがちだが、好選手揃いの各地の大学卓球界からも目が離せない。