文:ラリーズ編集部
1日、公益財団法人日本卓球協会が、2020年度の男女ナショナルチーム選手6名および候補選手を発表した。ナショナルチーム選手について、女子は変更はなかったが、男子は明治大学に入学した宇田幸矢と戸上隼輔が新たに選ばれることとなった。
またTリーグでは続々と来季の契約更新がなされており、日本ペイントマレッツがチームの主力のサウェータブット・スターシニー、加藤美優と契約を更新することが発表された。
>>卓球界の次世代ホープ・戸上隼輔 リオ銀吉村育てた名将と歩んだ高校生王者への道
ナショナルチーム選手が発表
写真:伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld
男子ナショナルチーム選手には、今年の全日本選手権で初優勝を果たした宇田幸矢と、同じく全日本選手権でベスト4に入った戸上隼輔が新たに加わった。全6人のうち10代の選手が半数を占めることとなった。
一方の女子のナショナルチーム選手は前年度と変わらない顔ぶれであった。東京五輪代表に内定している3人に加え、ITTFの3月のPlayer of the Month(月間優秀選手)の候補に選出された佐藤瞳(ミキハウス)、昨年7月のT2ダイヤモンドで唯一勝ち進み4位となった加藤美優、今年の全日本選手権で悲願の初優勝を飾った早田ひな(日本生命)の6名である。
男子ナショナルチーム選手
張本智和(木下グループ)
丹羽孝希(スヴェンソン)
水谷 隼(木下グループ)
宇田幸矢(明治大学)
森薗政崇(BOBSON)
戸上隼輔(明治大学)
女子ナショナルチーム選手
伊藤美誠(スターツ)
石川佳純(全農)
平野美宇(日本生命)
佐藤瞳(ミキハウス)
加藤美優(日本ペイントマレッツ)
早田ひな(日本生命)
Tリーグ契約更新
写真:加藤美優/提供:ittfworld
3月31日、日本ペイントマレッツが前期MVP受賞の活躍を見せたサウェータブット・スターシニー、ダブルス起用で勝利に貢献した黄郁雯(ファンユーウェン)、李皓晴(リホチン)の3選手と来季の契約を更新したことを発表した。
さらに今月5日、加藤美優と蘇慧音(スーワイヤムミニー)とも契約を更新したと発表。加藤はシングルスでチームトップタイの8勝をあげ、主力としてチームを支えている。
また、三原孝博監督及び池袋晴彦コーチとの契約を更新した。三原監督と池袋コーチは、ともにTリーグの1stシーズンから日本ペイントマレッツで指揮を執っている。
写真:荘智淵/提供:ittfworld
琉球アスティーダは荘智淵(チュアンチーユエン)、李平(リピン)と契約更新を行ったと発表した。荘智淵は台湾のレジェンドと呼ばれ、2ndシーズンではシングルスにおいてチームトップの10勝を挙げており、来シーズンもチームの主軸としての活躍が期待される。元中国代表の李平も2009年世界選手権のミックスダブルスで優勝した実力者で、ダブルス巧者としてチームの勝利に貢献している。
さらに琉球アスティーダは、森薗美月とマネジメント契約を結んだことを発表した。森薗は全日本社会人シングルスでの優勝経験もある選手である。アスリートとしての卓球の普及・PR活動に加え、沖縄県内の小中高等学校訪問、卓球スクール、イベント事業等に携わるとのことだ。