"三銃士"も躍動 欧州卓球界でポルトガル代表の存在感強まる | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:卓球ポルトガル代表メンバー/提供:ittfworld

卓球ニュース “三銃士”も躍動 欧州卓球界でポルトガル代表の存在感強まる

2020.05.25

文:ラリーズ編集部

国際卓球連盟(ITTF)は、2019年ヨーロッパ選手権で男女ともに銀メダルを獲得したポルトガルチームについて、ヨーロッパでの存在感が強まっていると伝える内容を掲載した。

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ポルトガル三銃士が歴史創る

ヨーロッパ勢では、ドイツ、スウェーデン、フランスなどが卓球強豪国として話題を呼ぶが、ポルトガル男子もここ数年、世界で活躍している。

特に“ポルトガル三銃士”ことマルコス・フレイタス(最新世界ランキング25位)、ティアゴ・アポロニア(同55位)、ジョアン・モンテイロ(同80位)の3選手は、2014年にヨーロッパ選手権で初優勝し、ポルトガル卓球界の歴史に名を刻んだ、とITTFは伝えている。

フレイタス
写真:Tリーグセカンドシーズンでは、木下マイスター東京でもプレーしたフレイタス/撮影:ラリーズ編集部

2016年の世界卓球団体戦では8強に進出を果たし、1年後の2017年ヨーロッパ選手権では銀メダル獲得と、ポルトガルは注目を集めた。2019年のヨーロッパ選手権でも、ポルトガル男子は、5年ぶり3回目の決勝進出を果たし、ドイツに敗れたものの準優勝を掴み取った。東京五輪予選も通過し、3大会連続で五輪出場権を獲得しており、名実ともにヨーロッパの強豪国の仲間入りを果たしている。

ポルトガル女子はユ・フが牽引

一方、ポルトガル女子は男子とは異なり、苦戦の日々が続いていた。

そもそもヨーロッパでは、2007年以来、ヨーロッパ選手権で女子団体金メダルを獲得したチームはドイツ、ルーマニア、オランダのみ。ポルトガル女子にとっては厳しい時代だったが、ペンホルダーのユ・フ(同55位)の存在がチームを変えたという。


写真:ユ・フ(ポルトガル)/提供:ittfworld

ユ・フは、2016年のヨーロッパ選手権女子シングルスでエリザベタ・サマラ(ルーマニア)を含む強敵を振り切り、見事準優勝に輝いた。さらに2019年のヨーロッパ競技大会女子シングルスでは優勝を飾り東京五輪シングルスへの出場切符を獲得した、ヨーロッパの誇るトッププレーヤーだ。

2019年のヨーロッパ選手権団体戦ではユ・フの活躍もあり、強豪ドイツに3-2の勝利を収め、ポルトガル女子チームは初の銀メダルを獲得した。

今後、男女ともに結果を残しているポルトガルの卓球界にはエキサイティングな時代が待ち受けているだろう、とITTFは締めくくっている。

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