【卓球】インハイ王者や"神童"も 2026年本格的なブレイクが期待される若手選手5選 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:川上流星(星槎横浜高)/提供:WTT

卓球ニュース 【卓球】インハイ王者や“神童”も 2026年本格的なブレイクが期待される若手選手5選

2026.01.18

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インタビューから報道記事、選手・用具紹介記事まで幅広く担当。2019年の全日本で見た出澤杏佳選手のプレーに衝撃を受けて以降、粒高バックハンドドライブの習得に心血を注いでいる。
戦型:右シェーク裏粒

張本智和や松島輝空など、10代から活躍する選手が当たり前となった昨今の卓球界。そんな環境において「20歳までに結果を残せるか」というのは、選手として大勢できるかどうかの一つ指標と言える。

そこで今回は、2026年に本格的なブレイクが期待される20歳以下の若手選手を男女計5人紹介する。

温瑞博(ウェンルイボー)


写真:温瑞博(ウェンルイボー・中国)/提供:WTT

王楚欽(ワンチューチン)、林詩棟(リンシドン)に次ぐ中国代表の主力を担うことが期待されてきた温瑞博(ウェンルイボー)。2024年に17歳でWTTコンテンダーマスカットで準優勝し、ブレイクは秒読みかと思われた。

しかし、昨シーズンはWTTコンテンダースコピエで優勝こそ果たしたものの、それ意外の大会では上位に食い込めず。ラストイヤーとなった世界ユースのシングルスでも金メダルを逃すなど、2024年よりトーンダウンした印象は否めない。

しかし、現在開催中のWTTスターコンテンダードーハでは、アンダース・リンド(デンマーク)、薛飛(シュフェイ・中国)といった難敵を下してベスト4入り。そして、準決勝では世界ランキング3位のウーゴ・カルデラノ(ブラジル)に勝利を収めた。

直近の大会で梁靖崑(リャンジンクン)や林詩棟などの主力選手が安定感を欠いていることもあり、今シーズンの温瑞博にかかる期待はこれまで以上に大きなものとなるだろう。

アンドレ・ベルテルスマイヤー


写真:アンドレ・ベルテルスマイヤー(ドイツ)/提供:WTT

フェリックス・ルブランやフラビアン・コットンなど、最近は「ヨーロッパの若手=フランス」のイメージが強くなったが、ポテンシャルという面ではドイツのアンドレ・ベルテルスマイヤーも負けていない。

本格的なシニア転向1年目となった昨シーズンは、WTTフィーダー2大会でベスト4、WTTコンテンダー2大会でベスト8と、まずまずの成績を残した。さらに、パリ五輪代表の趙大成(チョデソン・韓国)や、世界ランキング36位の周启豪(ジョウチーホウ・中国)など、実力者にも勝利している。

現在のドイツ代表は、ドミトリ・オフチャロフやパトリック・フランチスカ、ベネディクト・デューダ、邱党(キュウダン)など、一線級の選手が揃っている。一方で、彼らはいずれも20代後半〜30代で、20代前半以下の選手層は薄い。そのため、20歳のベルテルスマイヤーにかかる期待は決して小さくない。

現時点では、まずはWTTフィーダーでの優勝が現実的な目標と言えるが、波に乗れば一気に勝てる選手になるだろう。

アンナ・ハーシー


写真:アンナ・ハーシー(ウェールズ)/提供:WTT

12歳にして世界選手権出場を果たし、”神童”と呼ばれたアンナ・ハーシーも19歳となった。2024年には17歳でパリ五輪出場を果たしたものの、そのポテンシャルを考えれば現時点では期待されたほどの活躍ができていないというのが正直なところだろう。

しかし、昨シーズンはWTTフィーダーマンチェスターでシニア大会初優勝を果たし、WTTグランドスマッシュにも出場するなど、飛躍の兆しは見せた。東高西低の傾向にある女子卓球界において、ヨーロッパの若手有望株であるハーシーの活躍には大いに期待したい。

覃予萱(チェンユーシュアン)


写真:覃予萱(チェンユーシュアン・中国)/提供:WTT

絶対女王・スンイーシャ、若手のホープ・蒯曼(クアイマン)など、女子中国代表には各年代にタレントが揃っている。そんな女子中国代表のネクストブレイク候補の筆頭が、19歳の覃予萱(チェンユーシュアン)だ。

数年前からシニアの大会に参戦し、世界ユースでもシングルスでメダルを獲得。昨シーズンにはWTTコンテンダー3大会でベスト4以上に入り、世界ランキングも33位まで上げてきた。今シーズンからはユース大会は卒業となる分、シニア大会に集中し、WTTコンテンダー優勝や上位大会での入賞も見られるかもしれない。

川上流星


写真:川上流星(星槎横浜高)/提供:WTT

昨年は高校1年生にしてインターハイ単複2冠を達成し、日本中にその名を轟かせた川上流星(星槎横浜高)。国際大会でも活躍しており、世界ユースランキングでは松島輝空(木下グループ)に次ぐ2位。昨冬の世界ユースU19男子シングルスで日本勢9年ぶりの金メダルを獲得しており、世界レベルで見ても同年代には敵なしと言えるだろう。

まだ16歳だが、ロス五輪まであと2年あることを考えれば、今シーズンの活躍次第では日本代表争いに絡んできても不思議ではない。まずは、今月下旬から始まる全日本選手権での活躍に注目だ。