文:ラリーズ編集部
国際卓球連盟(ITTF)は、2月末から開催されるWTT中東シリーズのエントリー選手を発表した。
WTTとは、ITTFによって2021年からワールドツアーに代わって行われる新大会で、2月28日~3月6日でWTTコンテンダー、3月6日~3月13日でWTTスターコンテンダー(ともにカタール・ドーハ)がそれぞれ開催される。
>>日本卓球協会、WTT中東シリーズの選手選考基準を発表 五輪代表、全日本優勝者優先
このページの目次
WTTコンテンダーとWTTスターコンテンダー
WTTコンテンダー
WTTコンテンダーは、シングルスの本戦は男女各32名、ダブルスは男女混合各16ペアで争われる。予選は、シングルスでは男女各96名、混合ダブルスでは男女各32組の選手が出場する。
賞金総額200,000ドルが割り当てられており、世界ランキングポイントはシングルス優勝者に400ポイントが付与される。
WTTスターコンテンダー
WTTスターコンテンダーは、シングルスの本戦で男女各48名、ダブルスの本戦で男女混合各16ペアで争われる。予選は、シングルスでは男女各64名、混合ダブルスでは32ペアで構成される。
賞金総額は400,000ドルとなっており、世界ランキングポイントはシングルス優勝者に600ポイントが与えられる。
WTTコンテンダー日本勢のエントリー
写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
WTTコンテンダーにおいては、日本男子シングルスは張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大学)、森薗政崇(BOBSON)、田中佑汰(愛知工業大学)、吉田雅己(栃木県スポーツ協会)、濵田一輝(愛工大名電高)がエントリー。
本戦に張本、宇田、予選に森薗、田中、吉田が名を連ね、濵田は予選枠96名から漏れた待機リスト(QUALIFYING DRAW WAIT LIST)にリストアップされている。
写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:ラリーズ編集部
日本女子は本戦から伊藤美誠(スターツ)、早田ひな(日本生命)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)が、予選から木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、大藤沙月(四天王寺高)、横井咲桜(四天王寺高)が出場予定だ。また、女子ダブルスでは石川/平野、早田/木原、大藤/横井の3ペアが本戦出場16ペアの中に入っている。
WTTスターコンテンダー日本勢のエントリー
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
同じくWTTスターコンテンダーは、日本男子シングルスは張本、宇田、森薗に加えて、東京五輪代表内定の丹羽孝希(スヴェンソン)、水谷隼(木下グループ)が本戦出場選手リストに、全日本王者の及川瑞基(木下グループ)が予選出場選手リストに、田中、吉田、濵田は予選枠64名から漏れた待機リストにエントリーされている。女子シングルスは伊藤、石川、平野、早田、木原が本戦から、大藤が予選から、横井は待機リストに入っている。
写真:石川佳純・平野美宇(写真手前)/提供:ittfworld
また、女子ダブルスではWTTコンテンダーと同じく石川/平野、早田/木原、大藤/横井の3ペアがエントリーし、こちらは混合ダブルスに水谷/伊藤ペアが名を連ねている。
男子は、許昕(シュシン)、女子は孫穎莎(スンイーシャ)、劉詩雯(リュウスーウェン)と中国勢の名もエントリーリストには掲載されており、世界トップレベルの戦いがカタール・ドーハの地で2月末より幕を開ける。