文:ラリーズ編集部
東京五輪の卓球日本代表に内定している平野美宇(日本生命)が、各社合同でのオンライン取材に応じ、東京五輪まで70日ほどと迫った現在の心境を語った。
このページの目次
現在の状況について
写真:平野美宇(日本生命)/撮影:オンライン会見より
現在のコンディションは?
現在は試合がないので、合宿を中心に練習しています。コンディションは良いです。(以前痛めた腰は)気を付けながらやっているんですけど、基本は問題なくできています。
以前は明るかった髪色について
昨日染めたので今は暗いです(笑)。今はベージュでちょっとオリーブぽく入れました。色が落ちたらまた明るくなると思います。
現在の練習状況
今は5月なので抑える期間ではないと思い、練習量を上げています。
普段の合宿では、朝9時半に集合して12時過ぎまで練習して、午後は3時半に集合して6時半くらいまで練習して、トレーニングだったりビデオ見たり治療をしたりという時間があって、寝てまた朝から練習の繰り返しです。
ダブルスの練習について
写真:石川佳純・平野美宇ペア/提供:AFP/アフロ
少しずつ練習することができている。5、6、7月と合宿があると思うので、コンビネーション力を高めて行けたらと思います。
五輪までの練習・実戦について
写真:平野美宇(日本生命)/撮影:オンライン会見より
五輪までの次の実戦は?
アジア選手権予選は出ないので大会はないと思います。五輪に向けて合宿や練習があるので、そちらに集中したいので、今回は出場しないです。
実戦がない不安について
海外の試合がいつもと違い、少ない状況で五輪を迎えるのは、ずっとワールドツアーで回っていた私としては違う状況。でも、世界の選手も同じ状況で、日本だけではないので、相手の選手も同じ状況だと思って、意識せず、できる準備をすることが大切かなと思います。
WTTカタール振り返り
カタールは久しぶりの試合だったんですけど、実戦を久しぶりにして、五輪までの自分の課題がすごく見えた試合だったので、試合ができて良かったなと思ってます。
課題とは?
練習で基本をやってきたんですけど、試合をしてみて、試合は試合で戦術が大事になってきて、試合で勝てる選手にならないとと久しぶりの実戦で思ったので、五輪までに出た課題の克服や五輪に必要なものを身に着けたいと思っています。
試合の中でいろんな状況がくると思うんですけど、どんな状況でも対応できる力が必要だと思うので、技術もそうですけど、試合の中で駆け引きのような相手の戦術を読むなどの細かいところも大事かなと思っています。
しばらく中国選手と当たらずに五輪を迎えるが
逆に自分が成長していれば、相手と試合していないのでチャンスかなと思うので、そこをポジティブに受けとめて試合をしたいと思っています。
実戦がないことについて不安はないのか
まずは練習で自信をつけることが自分にとって一番大事。実戦がないことに対してはそんなに心配していないです。
練習の1球ずつから試合のように相手を読んで、1球ずつ意識していれば試合でも自然に出てくると思うので、練習の1球ずつから意識して練習していきたい。
自分の中でしっかり自信を持てる練習ができたときは、結構良いプレーが試合でもできていると思うので、自分の中でここまでやったという自信を持って、台につけることが重要かなと思っています。
東京五輪について
開催についていろいろな意見が飛び交っているが
世界が大変な状況になっていて、いろんな意見があり、そういう意見が出てくるんだろうとわかりますし、選手としては夢見てきた舞台なので、東京五輪で戦いたい思いが強いです。
同じ年の池江選手が五輪代表を決めたこと
写真:競泳女子の池江璃花子/提供:つのだよしお/アフロ
五輪代表に選ばれたと聞いて、すごい努力があった結果なんだろうなと思った。大変なことがあってもくじけずに努力している姿が私にも刺激になりました。NTCで1回会って、すごいねと話しはしました。
同い年で尊敬している選手でもありますし、仲のいい選手でもあるので、五輪で良い結果を残して盛り上げていけたら。
20歳の1年と21歳どんな1年にしたいか
写真:平野美宇(日本生命)/撮影:オンライン会見より
20歳の年はコロナ禍で試合もあんまりなくて、想像していた20歳とは違った。
21歳の年に五輪があって、いろんなことが経験できる年だと思う。五輪も楽しみですし、そのあとも人間として成長できる1年にしたいです。