Tリーグ、女子新チーム参入を満場一致で承認 2022-2023シーズンは女子6球団に | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:Tリーグの会場/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース Tリーグ、女子新チーム参入を満場一致で承認 2022-2023シーズンは女子6球団に

2022.05.10

文:ラリーズ編集部

10日、Tリーグの臨時理事会が開かれ、継続審議となっていたTリーグへ新規参入を希望していた女子チームの2022-2023シーズン新規参入について、満場一致で承認された。

新チームは、1stシーズンから日本ペイントマレッツでコーチを務めていた京都出身の池袋晴彦氏が「京都卓球クラブ」を立ち上げ、京都をホームとした女子チームとなる。

臨時理事会後、Tリーグの坂井一也理事長と京都卓球クラブ代表の池袋氏が、報道陣の質問に答えた。

Tリーグ・坂井一也理事長コメント

3月の理事会では条件付き承認だったが今回満場一致で承認に至った理由

実際スポンサー獲得も進んでおり、京都市の市長の印鑑付きで支援について(の書類)も出ておりましたので、前向きに議論が進みました。

女子6チームになって感じること

(全体として)10試合くらいは増えるんですけども、試合が増えればそれだけTリーグの価値も上がると思いますので、新たな来場者も増やしていきたいと考えております。

5チームでは1チームあたり21試合から20試合に変わったが6チームになるとどうなるのか

1チーム20試合で運用していく方向で考えています。

京都での新チームに期待すること

京都は卓球に縁が深く、リーグとしても価値が上がるだろうと感じています。京都は卓球を応援している企業ももともと多いので、非常に盛り上がるだろうと考えております。

Tリーグは6チームくらいが適当な数だと考えているか?

実際6チームが適正だという意見もありますが、外国人選手がどんどん入ってきたり、レベルが高くなってくることも考えられますし、そうすると少し変わってくると思います。

京都卓球クラブ・池袋晴彦氏コメント

新しくチームを作ろうと思った経緯

Tリーグ開幕してから4年間コーチを務めさせていただいて、Tリーグに関わっている中で、地元の京都を盛り上げたいという部分と、観客や選手と接している中で非常に卓球にポテンシャルがあると感じ、自分のチームを作ってみたいと感じました。

どういうチームにしたいか

地域に根付いたチームにしたいということ。日本代表でスタッフとして関わらせていただいていたので、データや映像を活用し選手の競技力・パフォーマンスの向上、数字などで可視化して新たな視点で卓球を観てもらえるようなチームにしたいと考えています。

スポンサー獲得の見通しや進捗

コーチをしながら会社を立ち上げて、具体的に動き始めたのが4月からで、お金を引っ張ってくるのは難しいと感じました。継続的に開幕までスポンサー営業をすることと、年間通して(営業)活動できると思うので、実績を積み上げて各社に提案することができると思います。そういった部分は頑張っていきたいと思っています。

今後について

開幕まで選手を含めてチームの体制を整えることと、地域の人々に見に来てもらえるように集客を頑張っていきたいと思っております。

チーム名や監督・選手など決まっているものは

チーム名やロゴは決まっておらず、今後公募なども考えています。

選手に関しては声をかけているが、今日まで(承認が下りるか)わからない状態だったので、今後進めていきたい。監督は1年目は自分がやろうと思っています。

京都でどのような活動をしていきたいか

スポーツに関していうと京都サンガF.C.(サッカー)、京都ハンナリーズ(バスケ)があるので、見習ったり連携を取ったりしてやっていきたい。

私自身京都で育って、中学校で教員もしていましたので、今スポーツをする機会が減っていて、部活動の問題などもある中で、地域にスポーツや卓球が根付くように活動していきたいと思っています。

元々東山高校という伝統的な学校も男子ですがあるので、そういった部分も一緒にやっていきたいと思っています。

体育館使える目途はあるのか?

いろいろな種目があって体育館をとるのが難しい面もあるんですけども、ちょっと名前はまだ言えないのですが、企業の敷地にある体育館を年間通してプレーさせてもらえることになりました。それは強みだと思いますし、それは理事会でも評価してもらえた部分だと思います。

【動画】潜入!東山高校卓球部