取材・文:ラリーズ編集部
12日、13日と東京流通センターにて、卓球メーカー4社合同で2024年春の展示会が開催され、全国の卓球専門店はじめ関係者が新製品を手に取った。
写真:今年はメーカー4社合同展示会/撮影:ラリーズ編集部
『ミニオンズ』とは
4社それぞれの特徴や狙いが展示会となったが、とりわけ盛り上がりを見せたのが、バタフライの新製品発表ブースにミニオンが登場した瞬間だった。
写真:来場者と記念写真を撮るミニオン/撮影:ラリーズ編集部
『ミニオンズ』は、世界屈指の3DCGアニメーションスタジオとして知られるイルミネーション・エンターテインメントの作品である。イルミネーションは他にも『ペット』や『SING/シング』などの制作も手掛けており、今回のバタフライとのコラボは、意外なビッグプロジェクトだ。
映画『怪盗グルーのミニオン超変身』が7/19に公開を控えているが、今回、単なる映画のタイアップの枠に留まらず、バタフライは今春の新製品ラインナップとして、ラケットやウェアなどにもこだわりのコラボ製品を揃えた。
写真:ミニオンの目元がグリップにデザインされたミニオンとコラボしたラケット(6月1日発売予定)/撮影:ラリーズ編集部
写真:ミニオン・Tシャツ(6月1日発売予定)/撮影:ラリーズ編集部
写真:可愛いデザインのミニオン・ソックス(6月1日発売予定)/撮影:ラリーズ編集部
その狙いは
会場でタマス代表取締役社長の大澤卓子氏に話を聞くと、このプロジェクトの準備期間には3年弱かけたという。「今年は五輪イヤーということもあり、卓球を明るく盛り上げたいなと」、その狙いを語った。
写真:タマス代表取締役社長 大澤卓子氏/撮影:ラリーズ編集部
それ以外にも、弾みと回転のかけやすさを両立させた中上級者向け木材5枚合板ラケット『ハッドロウ5』(HADRAW 5)、バランスを重視したカット用ラケット『ダイオード プロ』(DIODE PRO)などの展示に、注目が集まっていた。
写真:カット主戦型向け新製品『ダイオード プロ』/撮影:ラリーズ編集部
また、廃材を利用したウクレレや、自社で制作した絵本などのプロジェクトも公開し、幅広く卓球普及に取り組む近年のバタフライブランドを象徴する展示となっていた。
写真:廃材を利用したBTYウクレレ/撮影:ラリーズ編集部
写真:バタフライが制作した絵本「ピンピンポンポン」/撮影:ラリーズ編集部
夏にパリ五輪を控える、卓球界にとって重要な今年、まずは春の訪れと共に、全国の卓球ショップの店頭に色鮮やかな新製品が並ぶ。
写真:新製品の紹介を行うタマスのスタッフ/撮影:ラリーズ編集部