京都カグヤライズ 5月末までにスポンサー獲得できなければ今季参加断念 「支援していただける企業を探している」 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:池袋晴彦代表(京都カグヤライズ)/撮影:ラリーズ編集部

卓球ニュース 京都カグヤライズ 5月末までにスポンサー獲得できなければ今季参加断念 「支援していただける企業を探している」

2023.05.01

取材・文:ラリーズ編集部

Tリーグ女子の京都カグヤライズの池袋晴彦代表は1日、緊急で記者会見を開き、資金難により今季の参戦を断念する可能性があることを明かし、早急に新たなスポンサー獲得を求めていることを発表した。

資金不足で7月末開幕の今シーズンに入った場合、途中で選手に給料が払えない、会場費が払えないなどの事態に陥る可能性があり、5月末までに新規で3,000万、トータルで5,000万円のスポンサー収入目安が獲得できなければ、今季は休団する見込みであるということだ。

一年目を終えたばかりの京都カグヤライズ

昨季に女子Tリーグ新規参入した京都カグヤライズは、経験豊富な海外選手や9歳の最年少Tリーガー松島美空らをメンバーに一年目を戦ったが、昨季は5勝15敗で最下位に終わった。

5月末までに資金獲得のめどが立たなければ、今季Tリーグは男子6チーム、女子5チームで戦うことになる。

池袋晴彦代表(京都カグヤライズ)コメント

昨季立ち上げから社長兼監督としてやってきましたが、人数が限られているなかで難しい面も多く、反省しています。現在は営業や財務の専門スタッフにも手伝ってもらい、現時点でのスポンサーさんも21社と、昨年の倍以上が集まっています。経営的には昨年約8,000万円かかったところを見直し、5,000万〜6,000万円で運営できる計画を立てています。

何が何でもチームを存続させたいという気持ちが少しでも伝わるならと思い、この記者会見という形を取らせていただきました。ぜひ、全国の企業様にご支援をお願いしたく、よろしくお願い致します。

宮﨑義仁 Tリーグ理事長補佐コメント

Tリーグは今季男子2チームが新たに加わるなど、いま、男女ともに発展を続けています。
今回、仲間である京都さんの資金難の状況をなんとかならないかと思い、リーグとしても、京都さんの営業サポートも含めて、できることはすべて協力するつもりです。
ただ、7月末が開幕である以上、その2ヶ月前の5月末をリミットにせざるをえません。
京都さんは将来有望な選手も在籍しているチームでもあり、なんとか資金を集めて存続させたいという思いです。

なんとか日本全国から個人様、企業様、もしくはオーナーになる、ということも含め、心ある方に名乗り出て頂ければリーグとしては、ありがたいです。


写真:京都カグヤライズのベンチ/撮影:ラリーズ編集部