文:ラリーズ編集部
23日、ヨルゲン・パーソン氏がスウェーデン男子代表監督を退任することが発表された。
男子スウェーデン代表復活の立役者
パーソン監督は2019年に代表アシスタントコーチを務めたのち、2020年より男子スウェーデン代表の監督に就任。トルルス・モーレゴード、アントン・ケルベリ、クリスチャン・カールソン、マティアス・ファルクらを擁し、ヨーロッパや世界の舞台で勝利を積み重ねてきた。
写真:パリ五輪男子シングルスで銀メダルを獲得したトルルス・モーレゴード(スウェーデン)/提供:ITTFWorld
2021年に行われた世界選手権ヒューストン大会では、男子シングルスでトルルス・モーレゴードが準優勝、男子ダブルスではクリスチャン・カールソン/マティアス・ファルクのペアが優勝を果たした。また、先日行われたパリ五輪では男子シングルスでトルルス・モーレゴードが銀メダル、団体でも銀メダルを獲得した。
ヨルゲン・パーソン、ヤン=オベ・ワルドナーを擁し、1990年代に一世を風靡した男子スウェーデン代表だったが、近年は低迷が続いていた。しかし、ここ数年の男子スウェーデン代表の活躍は目覚ましいものがあり、パーソン氏がその立役者となったことは言うまでもない。
選手としても、監督としても、卓球界の歴史に名を刻んだパーソン氏。一人の卓球ファンとしては、今後も彼が何かしらの形で卓球界に関わってくれることを願うばかりだ。
ヨルゲン・パーソン監督 コメント
素晴らしい数年間だった。代表監督を務めるには多くのエネルギーが必要で、私はかなり疲れている。4年間を終えた今、やめるにはいい時期だと思う。