ヘディス王者はヤマハ社員 今田耕司さん命名の秘技"フジヤマ"で世界へ<卓球×サッカー> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:平野伸幸氏(ヤマハ発動機)/提供:ヤマハ発動機

卓球ニュース ヘディス王者はヤマハ社員 今田耕司さん命名の秘技“フジヤマ”で世界へ<卓球×サッカー>

2020.01.29

文:ラリーズ編集部

卓球×サッカーの新競技「ヘディス」とは?

ヘディスというスポーツをご存じだろうか?

ヘディス(HEADIS)とは卓球台を挟んで、直径15.9cmのボールをヘディングのみで打ち合うまさに卓球とサッカーをかけ合わせたスポーツだ。発祥はドイツで、日本でも2017年から各種大会が開かれるようになり、国内競技人口は約700人といわれている。

そんなヘディス日本一のプレーヤーはヤマハ発動機の平野伸幸氏。ヤマハの二輪車組立工場で働く傍ら、全日本ヘディス選手権で3連覇を果たしたヘディス界のキングだ。

ヘディスでは卓球と同様、回転とコースとスピードを突いたサーブが上手い選手がその後のラリーを有利に進められるが、平野氏は7種類の変幻自在なサーブを操るスペシャリストだ。平野さんは「サーブを武器にできたのは、一人でできる練習がサーブしかなかったから。試行錯誤しているうちに種類が増えていきました」と語る。

もう一つの得意なプレーは、台の上に両足を乗せて打つ強烈なボレーだ。この技はタレントの今田耕司さんが「フジヤマ」と命名し、平野さんの代名詞となっている。

>>【ルポ】年収2000万プレーヤーも誕生 「世界一おバカな球技・ビアポン」とは??

初体験から世界の舞台までわずか半年


写真:平野伸幸氏(ヤマハ発動機)/提供:ヤマハ発動機

高校卒業時に複数のJリーグクラブのセレクションを受けて「すべて落ちた」という平野さん。7歳から30歳までサッカーをしていた頃はヘディングが得意ではなかったそう。

ところが2017年にヘディスを見たことさえないまま約70名が参加する地区予選(全日本選手権東海地区予選)に出場し、みごとに優勝。そのわずか1ヶ月後の全国大会も制覇して初代チャンピオンに輝いた。さらにその4ヶ月後にはドイツで開かれた「第100回ヘディス公式トーナメント」に日本代表として出場。平野さんはヘディスを知って半年足らずで国際大会出場を果たしたのだ。

現在40歳の平野さんは「まったく想像できないマンガみたいな話」だったと当時を振り返る。現在はヘディスの第一人者として国内初のクラブチーム「NOLD HEADIS CLUB」を創設し、ヘディス教室などを通じて普及活動にも励む。

今後、ヘディスがどのように盛り上がっていくのか。卓球とサッカーを組み合わせた新競技に注目したい。