文:ラリーズ編集部
16日、国際卓球連盟(ITTF)は、3月16日に緊急会議を開催し、6月に開催延期した世界卓球選手権釜山大会(団体戦)を、さらに年末に再延期することなどを検討していると発表した。
発表によると、ITTFは新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による世界的な危機意識が高まる中で、6月開催は時期尚早であり、年末に再延期する可能性を検討している。
3月29日に再び会議開催
ITTFは3月29日に再び会議を開催し、現在中止している国際大会の停止を延長するかどうかを検討するとしている。
各国のオリンピック代表先行予選への影響
また、ITTFは4月に予定されていた国際大会が中止になったことを考慮し、東京オリンピック2020予選の方法について、各大陸連盟・連合、ITTFアスリート委員会と協議し、国際オリンピック委員会(IOC)に提案するとしている。
議論されているのは、大陸予選シングルス大会、もしくは東京五輪に近い時期の別の大会を加える選択肢や、あるいはワールドランキングで判断する可能性、などについてだ。
世界各国の多くの五輪競技において、予選大会が相次いで中止となり、予選システムの見直しも急務となっている。
選手の人生のかかった選考であるだけに、その公平性を担保するためにも、各国際競技連盟とIOCの協議が引き続き注目される。