取材・文:ラリーズ編集部
15日、卓球Tリーグ男子・金沢ポートは、能登半島地震で被災した地域に新しい卓球台を寄贈するプロジェクトを開始した。
全10台を寄贈予定のプロジェクトとのことで、その第1回目として15日、液状化被害の甚大な石川県河北郡内灘町に卓球台の寄贈を行った。
バンビ台にも変更できる卓球台を寄贈
寄贈した台は卓球メーカーVICTAS社のもので、通常より10㎝低いバンビ甩にも変更できる卓球台にすることで、バンビ台が不足しがちな地域の卓球台事情も踏まえたものとなっている。
この日は、五十嵐史弥、吉田雅己、西東輝監督らが内灘町勤労者体育センターを訪問し、内灘町宮坂ジュニアの選手たちに講習を行いながら、交流を深めた。
写真:被災地卓球台寄贈プロジェクト/提供:金沢ポート
卓球を通じた復興支援も
これまで金沢ポートでは、能登半島地震発生以降「金沢ポート基金」の設立や、炊き出しの実施など、地域密着チームとして被災地復興支援活動を行ってきたが、新たに卓球チームならではの、卓球を通じた復興支援もスタートさせた形だ。
写真:バンビ台で子どもとラリーする吉田雅己(金沢ポート)/提供:金沢ポート
西東輝監督コメント
卓球台の寄贈を通じて、少しでも心が安らぐきっかけになってもらえればと思っています。このプロジェクトが子どもたちにとって卓球を始めるきっかけとなり、この地に卓球人口が増えていくことも願っています。
写真:寄贈先のクラブから歓迎を受ける吉田雅己(金沢ポート)/提供:金沢ポート