クールな中にも秘める闘志 東京でリオ越えなるか|五輪代表活躍プレイバック・丹羽孝希編 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:世界卓球2019での丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:田村翔(アフロスポーツ)

卓球トピック クールな中にも秘める闘志 東京でリオ越えなるか|五輪代表活躍プレイバック・丹羽孝希編

2020.02.07 文:ラリーズ編集部

熾烈な代表争いを経て、東京五輪の卓球競技に日本代表として出場する候補選手6名が決定した。男子選手は張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、水谷隼(木下グループ)、女子選手は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)が候補選手となった。

この6選手の過去の五輪戦績(初出場の選手はリオ五輪以降の活躍)を振り返る企画。今回は丹羽孝希(スヴェンソン)だ。

リオ五輪男子シングルス銅メダリスト水谷隼(木下グループ)との代表争いを制し、シングルス代表の座を掴んだ。3度目の出場となる東京五輪では、過去出場した2大会の経験を生かし、シングルスのメダルはもちろん団体戦でチームを牽引することを期待される存在だ。

丹羽のロンドン五輪を振り返る


写真:ロンドン五輪での丹羽孝希/撮影:Enrico Calderoni/アフロスポーツ

丹羽にとって初めて五輪代表として臨んだロンドン五輪。1回戦から単複両方で出場。1回戦のカナダ戦は単複ともに見事勝利するも、準々決勝の中国香港戦では単複共に敗戦。ラストシングルスでは好調の唐鵬(タンパン)に敗戦し、苦い結果となった。

団体戦 日本選手:水谷隼・岸川聖也・丹羽孝希

1回戦:○日本 3-0 カナダ
〇丹羽 3-0 ユージーン・ワン
〇丹羽/岸川 3-0 ピエール・ルク・ヒンセ/アンドレ・ホー

準々決勝:日本 2-3 ○中国香港
丹羽/岸川 1-3 〇梁柱恩/江天一
丹羽 1-3 〇唐鵬

丹羽のリオ五輪を振り返る

個人戦


写真:リオ五輪での丹羽孝希/撮影:長田洋平/アフロスポーツ

2度目の五輪代表としてシングルス代表の座を掴み臨んだリオ五輪ではベスト8に進出。

特にベスト8入りをかけた4回戦の黄鎮廷(ウォンチュンティン・中国香港)戦は好ゲームとなった。当時世界ランキングで上位の黄に対し、3ゲームを先取される苦しい展開から、サービスと切れ味鋭い両ハンドドライブで逆転勝利を掴んだ。

続く準々決勝ではロンドン五輪金メダリスト張継科(チャンジーカ・中国)と対戦。第1ゲームを先取するも、サービスで得意のチキータからの速攻を封じられ敗戦。ただ、シングルス初出場ながらベスト8という成績をあげた。

2回戦:〇丹羽 4-2 セグン・トリオラ(ナイジェリア)
3回戦:〇丹羽 4-1 シュテファン・フェガール(オーストリア)
4回戦:〇丹羽 4-3 黄鎮廷(中国香港)
準々決勝:丹羽 1-4 〇張継科(中国)

団体戦 日本選手:水谷隼・吉村真晴・丹羽孝希


写真:試合後笑顔を見せる日本男子団体メンバー/提供:ittfworld

ロンドン五輪に続き、単複で出場した丹羽。男子初の団体戦銀メダルに貢献した。シングルスでは苦戦したが、ダブルスでの活躍が光った。

準々決勝の中国香港戦ではシングルスで唐に逆転負けを喫するも、吉村真晴と組んだダブルスでは勝利し、雪辱を果たした。

メダルがかかった準決勝ドイツ戦では、ダブルスで、ティモ・ボル/バスティアン・シュテガー(ドイツ)を会心のプレーで勝利し、メダル獲得に貢献した。決勝戦は張継科/許昕(シュシン・中国)に対し、第1ゲームを先取し、各ゲーム一歩も譲らない接戦を展開するも惜敗。メダルを獲得するも、対中国に課題を残す大会になった。

1回戦:〇日本 3-2 ポーランド
丹羽/吉村 2-3 〇ワン・ツォンイー/ダニエル・グラク
丹羽 1-3 〇ヤクブ・ディヤス

準々決勝:〇日本 3-1 中国香港
丹羽 2-3 〇唐鵬
〇丹羽/吉村 3-1 唐鵬/何鈞傑

準決勝:〇日本 3-1 ドイツ
〇丹羽/吉村 3-1 ティモ・ボル/バスティアン・シュテガー

決勝:日本 1-3 〇中国
丹羽 0-3 〇馬龍
丹羽/吉村 1-3 〇張継科/許昕

戦歴

ロンドン五輪

団体戦:2勝2敗(内ダブルス1勝)

リオ五輪

個人戦:3勝1敗
団体戦:2勝5敗(内ダブルス2勝)

2大会合計

個人戦:3勝1敗
団体戦:4勝7敗

まとめ


写真:2019年世界卓球での丹羽孝希/撮影:田村翔/アフロスポーツ

独創的なカウンターやカットブロックに加え、安定性にも磨きがかかり技術の幅を広がり成長を続ける丹羽。馬龍(マロン)、許昕(シュシン)ら中国の主力選手に対する勝利実績も有する。

2019年世界選手権個人戦では準々決勝で梁靖崑(リャンジンクン・中国)とゲームオールの熱戦の末に敗れるも、世界にその実力を見せつけた。競争激しい日本代表争いを勝ち抜いて3大会連続の代表入りはその実力を裏付けている。

個人戦シングルスではリオ五輪のベスト8を超える活躍が期待される。団体戦では2大会連続のメダルはもちろんのこと、男子卓球史上初の金メダルへ向けて重要な存在だ。

東京五輪で地元開催の声援を背に、リオ五輪では壁となった中国を打ち破るためにどのようなプレーを見せるのか、冷静なプレーに秘める闘志に注目だ。

男子ランキング
2020.12.01
世界
日本
1
樊振東(中国)
17915 pt
2
許キン(中国)
17260 pt
3
馬龍 (中国)
15525 pt
1
張本智和(日本)
13245 pt
2
丹羽孝希(日本)
9570 pt
3
水谷隼(日本)
9045 pt
女子ランキング
2020.12.01
世界
日本
1
陳夢 (中国)
17915 pt
2
伊藤美誠(日本)
15440 pt
3
孫穎莎 (中国)
15165 pt
1
伊藤美誠(日本)
15440 pt
2
石川佳純(日本)
11100 pt
3
平野美宇(日本)
10815 pt