文:大塚沙央里(ラリーズ編集部)
4月13日、2019年世界卓球選手権ブダペスト大会(個人戦)日本代表選手団の公開練習が、味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、女子代表選手が意気込みを語った。
石川佳純(全農)
アジアカップが終わって一息ですが、あっという間なので、初戦から良いプレーできるよう準備しています。サーブレシーブからの攻撃を詰めていきたいです。
中国からも以前より多くの若手が新たに現れ、色んな戦型が増えています。
今大会はオリンピック代表選考においても重要で、良い流れを作りたいです。(3月開催の)カタール(オープン)は力みすぎましたが、アジアカップで吹っ切れました。力みすぎずにプレーするのが大事かなと。目の前の一球に集中するのと、自分を信じます。
混合ダブルスのペア(張本智和から吉村真晴に変更)については、監督から連絡をもらって、そのあと張本くんから練習場で聞きました。
吉村さんとは、ダブルスペアとして付き合いが長いので安心しています。やりやすいですし、前回優勝したのでディフェンディングチャンピオンとして、良いイメージを持って臨みたいです。
写真:石川佳純/撮影:ラリーズ編集部
伊藤美誠(スターツ)
状態は着々と良くなっています。カタールでは久しぶりに3種目(シングルス・女子ダブルス・混合ダブルス)させてもらって、体は動くけど頭がぼーっとしていたので、反省を生かしたいです。
世界卓球もシングルスとダブルスの間の時間がないから、切り替えを早くしていきたいです。1日の中でシングルス、ミックス(混合ダブルス)をぐちゃぐちゃに練習するようにしていて、ドイツで調整もしてきます。
目の前の一点と、その先のこと、どちらも大事なのですが、自分は先のことを見るタイプ。目の前にも集中していきたいです。どちらもできる中国選手は余裕があるので。
オリンピックに向けてもですが、今年一番大きな大会なので、一大会としてしっかり臨みたいです。今回は7ゲーム、何が起こるかわからないですが楽しい試合にしたいし、最後は笑顔でメダルを取りたいです。メダル3枚は、全て金を。
写真:伊藤美誠/撮影:ラリーズ編集部
平野美宇(日本生命)
明日、誕生日なんですが、世界卓球に向けてブダペストに発ちます。
アジアカップでは感触が戻ってきたというか、久々に良い瞬間もあったので、中国選手にも勝っていきたいです。
中国選手に1人勝たないとメダルに届きません。「前回大会より良い結果を」と思っていて、そうすると、前回はメダルを取ったので、優勝を目指していくしかないと思っています。中国選手は試合になると練習のときより強いので、気持ちで負けないようにしたいです。
この2年の間、山あり谷ありでしたが、精神的にも鍛えられましたし、サーブ・レシーブの強化もしてきました。世界卓球で良い結果を出して、オリンピックにも繋げたいです。
写真:平野美宇/撮影:ラリーズ編集部