文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)1月13日~19日>
15日、全日本選手権(以下、全日本)男子ジュニアの部4回戦が行われ、12歳・松島輝空(木下グループ)がゲームカウント3-1で勝利した。
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インハイ出場選手に見事な作戦勝ち
写真:2020全日本選手権の松島輝空/撮影:ラリーズ編集部
松島はジュニアの部初戦となった前日の3回戦を試合時間わずか14分で制して、4回戦に進んでいた。
対戦相手の松田歩真(野田学園高)は2019年インターハイ3種目(シングルス、ダブルス、団体)に出場し、野田学園のインターハイ団体準優勝に貢献した。今大会でも、一般男子シングルス・ダブルス、ジュニアの部の3種目に出場している実力者だ。
試合は1ゲーム目からお互い積極的に攻める展開になるも、このゲームは回転量をコントロールしたサーブで優位に立った松島がモノにする。しかし、続く2ゲーム目は松田のサーブが効き始め、強烈な両ハンドで松島を圧倒。わずか3点で松島はゲームを落としてしまう。
松島にとって悪い流れになるかに思われたが、3ゲーム目は松島は我慢してボールを繋ぐ戦術でリードを広げ、このゲームを奪取した。4ゲーム目も松田がドライブ連打で攻める展開が続くが、松島はブロックやカウンターで応戦する。リードを保ったまま点を重ね、最後は強烈なフォアドライブを叩きこんでこの試合を制した。
詳細スコア
写真:松田歩真(野田学園高)/撮影:ラリーズ編集部
○松島輝空(木下グループ)3-1 松田歩真(野田学園高)
11-8/3-11/11-6/11-8