文：ラリーズ編集部
＜2021年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）、2021年1月11日～17日＞
全日本卓球選手権は5日目が終了し、卓球日本代表の石川佳純（全農）は女子シングルス4、5、6回戦と3連勝し、準々決勝進出を決めた。6回戦終了後、石川はオンラインで会見し、試合を振り返った。
異例の2度目の五輪イヤー
写真：石川佳純（全農）/撮影：ラリーズ編集部
石川は試合の感想を問われ、「初めての無観客の全日本で雰囲気も違う。観客がいないと少し寂しさもあるが、いつも以上に準備をして入れたので、3試合とも良い試合ができた」と自身の全日本初日を振り返った。
写真：石川と対峙した前田美優（日本生命）/撮影：ラリーズ編集部
特に6回戦での前田美優（日本生命）との対戦については「すごく準備してきた」とゲームカウント4-0での勝利に胸をなで下ろした。
新型コロナウイルスの影響で、多くの大会が中止となる中、全日本選手権を1つの目標としてきたという石川。「この大会を目標にできて練習をやってこれたので、1試合1試合大事にしたい。目標は優勝ですが、目の前の1戦1戦が大事だと思うので、自分のやりたいプレーを出して後悔のないようにプレーしたい」と意気込みを語った。
写真：石川佳純（全農）/撮影：ラリーズ編集部
東京五輪は1年延期となり、代表に内定している石川にとって、2021年は2度目の五輪イヤーとなる。
「2回目のオリンピックイヤーなので、高いレベルを保ちたいと思ってますし、大会がない中でも良い成績を出して自信をつけて、良いスタートを切りたい」と全日本に並々ならぬ闘志を燃やしている。
平野早矢香の結婚について「嬉しかった」
会見の最後に石川は、「誰か平野さんの結婚について聞いてください！」と質問を要求し、報道陣を和ませた。石川とともに2012年のロンドン五輪に出場しメダルを獲得した平野早矢香さんの結婚が15日朝に報じられたためだ。
写真：平野早矢香（左）・石川佳純/提供：長田洋平・アフロスポーツ
「本当に嬉しいです。結婚されるのは知っていたんですけど、嬉しかったですし、10年以上戦わせてもらって、尊敬している先輩なので、素敵な方に巡り合えてよかったです。私は朝、弱いんですけど、今日はウキウキで準備できました。自分の試合でもハッピーになれるように頑張ります」とリラックスした表情を見せた石川。
5年ぶりの女王奪還に向け、16日の準々決勝では横井咲桜（四天王寺高）と対戦する。
女子シングルス 石川佳純の試合結果
4回戦
写真：鈴木李茄（昭和電工マテリアルズ）/撮影：ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-0 鈴木李茄（昭和電工マテリアルズ）
11-9/11-2/13-11/19-17
5回戦
写真：森薗美月（琉球アスティーダ）/撮影：ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-0 森薗美月
11-5/11-4/11-6/11-8
6回戦
写真：前田美優（日本生命）/撮影：ラリーズ編集部
〇石川佳純 4-0 前田美優（日本生命）
11-8/11-5/11-4/12-10
