文：ラリーズ編集部
＜天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部） 日程：2024年1月21～26日 場所：東京体育館（東京）＞
24日、2025年全日本卓球選手権大会は大会4日目を迎え、ジュニア男子シングルス全試合が終了し、吉山和希（岡山リベッツ）が兄・吉山僚一（現・日本大学）に続き悲願の初優勝を達成した。
優勝後の男子シングルス5回戦では、2023年全日学王者の岡野俊介（朝日大）に敗れはしたものの、4回戦では大島祐哉（木下グループ）に4-2で勝利するなど、着実に実力をつけている。
今大会について、吉山に話を聞いた。
吉山和希 試合後のコメント
ジュニアの部のプレーを振り返ってみていかがでしょうか？
最初から優勝するつもりで全力でやろうと思ってたんですけど、正直ジュニアの試合は相手よりも、自分との戦いだなって思ってました。
気持ちの部分で自分に勝てれば絶対優勝できるって信じてました。
今大会で自分の持ち味を発揮できたプレーは何かありますか？
特にサービスからの攻撃がすごく得点につながったと感じました。そこは練習してきたので、大きかったかなと思います。
試合の中で1番印象に残っている試合はありますか？
川上流星（木下アカデミー）選手です。彼は全中チャンピオンで本当に強い選手で何がなんでも勝とうと思ってました。自分がやれることを全部やり切って試合ができたので、それが最高のパフォーマンスに繋がったと思います。
一般の部を振り返りどうでしたか？
1回戦から強い選手と対戦したので思い切って試合ができました。昨日のスーパーシードの大島選手にも0-2から挽回できたのは良かったです。
しかし、やはり日程の関係でジュニアの部が終わった後の切り替えがうまくできなかった部分がありました。十分に力が出せなかったのですごく情けないなと思っています。
今まで2位が多かったと思います。今回頂点に立ってどう感じていますか？
毎回2位か3位ばっかりだったのですごい苦しかったです。でも今回優勝した瞬間に一気に解放された気がしました。
今回ベンチに邱建新さんが入られていたと思います。いつ頃から指導されていたのでしょうか？
昨年の9月くらいからお願いするようになりました。練習はたまにしか行けなかったんですけど、12月の世界ユースの試合が終わってからずっと邱さんのところで練習をしました。
そこで本当にきつい練習もやったので、それが今回の成績に繋がったかなと思います。
ジュニアのタイトルはお兄さん（吉山僚一）も2回取っていると思います。兄弟で優勝できたことに関してどう感じていますか？
すごい嬉しいですね。でも兄は2回取ってるので、多分そんなに褒めてはくれないと思います（笑）。
この全日本に向けて、自分に勝つために重点的にトレーニングしてきたところ、または精神面で鍛えたことはありますか？
技術的にはサービスからの展開もそうなんですけど、自分は後半部分がすごい課題だと思っていました。そこをかなり練習してきたので、それが得点に繋がりよかったです。
メンタル面では、なるべく気にしすぎないようにして絶対優勝するって自分に言い聞かせていました。プレッシャーをかけすぎるとほんとにおかしくなっちゃうので、なるべく自分にあんまり言わないようにしました。
来年の全日本に向けての意気込みなどはありますか？
来年は（個人だと）一般のシングルスだけになります。もっと強くなって優勝を狙えるような日本トップの選手になりたいです。
男子シングルス
4回戦
大島祐哉（木下グループ）2-4 吉山和希（岡山リベッツ）〇
11-7/11-6/6-11/8-11/10-12/7-11
5回戦
〇岡野俊介（朝日大）4-0 吉山和希（岡山リベッツ）
11-4/11-5/11-9/11-8
ジュニア男子決勝
写真：吉山和希（岡山リベッツ）/撮影：ラリーズ編集部
川上流星（木下アカデミー）0-3 吉山和希（岡山リベッツ）〇
8-11/9-11/8-11
全日本2025速報中
