"マッハドライブ"で挑んだ9年ぶりの夢舞台 脱サラ卓球コーチが抱く2つの夢<全日本卓球2026> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 “マッハドライブ”で挑んだ9年ぶりの夢舞台 脱サラ卓球コーチが抱く2つの夢<全日本卓球2026>

2026.01.22

この記事を書いた人
インタビューから報道記事、選手・用具紹介記事まで幅広く担当。2019年の全日本で見た出澤杏佳選手のプレーに衝撃を受けて以降、粒高バックハンドドライブの習得に心血を注いでいる。
戦型:右シェーク裏粒

<天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)日程:2026年1月20~25日 場所:東京体育館(東京)>

1月20日、男子シングルス2回戦で関谷樹(T.T.M)が吉村和弘(ケアリッツアンドパートナーズ)と対戦。試合は吉村がペースを握る展開が続き、関谷はゲームカウント0-3で敗れた。

試合後、関谷に話を聞いた。

9年ぶりの全日本出場

――まずは1回戦を振り返っていかがですか?
関谷:大学時代以来9年ぶりの全日本選手権なので、かなり緊張しました。やっぱり全日本は独特の雰囲気があるので。

でも、相手も緊張している様子だったので、それを見て自分の緊張はだいぶほぐれました。

――その後の2回戦の吉村選手との試合はいかがでしたか?


写真:吉村和弘(ケアリッツアンドパートナーズ)/撮影:ラリーズ編集部

関谷:おそらく僕が中学生で、吉村選手が小学生だったときに試合して以来で。気づけば彼はプロ選手になっていたので、本当に胸を借りるという思いで挑ませていただいたんですが、やっぱりサーブも上手いですし強かったですね。
――1ゲーム目は点数が競る場面もありました。
関谷:自分が何かをしたというよりは、吉村選手が様子を見てくれてたのかなと思いますね。本当に最初から最後まで何もできなかったので。「もうちょっと頑張ろう」って思いました(笑)。

激戦の群馬県予選


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

――9年ぶりの全日本出場が決まった時の気持ちはいかがでしたか?
関谷:やっぱりシンプルに嬉しかったですね。

群馬県の予選方式って、トーナメントでベスト4に入ってからリーグ戦なんですよ。しかも、今回の予選は三つ巴になって最終試合まで結果がわからない状態で。僕は最後の試合で1ゲームでも取れればおそらく代表が決まるという状況だったんですが、その相手にはいつも0-3や1-3で負けていたので「どうなるかな」という感じで。

1ゲーム目を取られて2ゲーム目を取り返して、試合は1-3で負けたんですけど、ふたを開ければ代表が決まっていたので、嬉しかったですね。

――大学卒業後も全日本予選には出られていたのでしょうか?
関谷:はい。でも、栃木は代表枠が2つで、いつも3位か4位という結果で、なかなか通過はできていませんでした。


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

――それはかなり嬉しいですね。
関谷:でも、出るだけで満足しないようにしないといけないとは思いました。今年通過できたということは来年も通過できる可能性もあるなと思って、少しでも本戦で爪痕を残せるように大会前は練習していました。

脱サラして卓球コーチの道へ

――今はコーチのお仕事をされているのでしょうか?
関谷:はい、卓球のコーチをやっています。
――大学卒業後すぐにコーチになられたのでしょうか?


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

関谷:いえ、最初は会社員をやっていました。1年半ほど前から、本格的に卓球コーチとして活動を始めました。
――会社員時代はどのようなお仕事をされていたのでしょうか?
関谷:新卒で入った会社で車のディーラーをやっていました。大学卒業してからは、卓球はほとんどやっていなかったですね。
――卓球とは全く別の職種だったんですね。


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

関谷:そうですね。その後、求人広告の代理店に転職しました。ただ、ちょうどそのタイミングでコロナになって在宅勤務になってしまって。

あとは祖父母の他界もあって、2020年の9月ぐらいに実家に戻りました。その後、求人広告の会社を辞めて群馬の会社に勤めていたんですが、そこの会社を辞めて今に至るような感じです。

――卓球コーチを始めたのはどういったきっかけがあったのでしょうか?
関谷:実家で久々に卓球をやったときに、「やっぱり卓球って面白いよな」と思って、卓球熱が再燃したんです。そこからちょこちょこ練習するようになって、試合にも出始めました。

そのなかで、「自分の好きな卓球を仕事にしたい」と思ってコーチを始めました。

「教えている生徒から全国ランカーを出したい」


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

――最後に、今後の目標についてお聞かせください。
関谷:やっぱり、自分が教えている生徒から全国ランカーを出したいというのもありますし、自分自身もマスターズの全国大会でランクに入りたいです。

正直、全日本選手権でランクに入るのは至難の業なので、全日本に出られれば今回以上に勝ち上がれるように、マスターズではランクに入れるように、自分自身も攻めていきたいなと思っています。

――全日本も、可能な限り目指していくということでしょうか?
関谷:そうですね。「出ない」と決めない限りは予選には出ると思います。

ただ、予選に出る限りは代表になって本戦でも勝ち上がる気持ちでいたいので、本戦で勝ち上がる気がなくなったら多分予選も出ないと思います。予選に出なくなれば指導に専念すると思いますが、今のところはそのつもりはないので、まだしばらくは頑張ります。

関谷樹(T.T.M) 男子シングルス勝ち上がり

1回戦


写真:関谷樹(T.T.M)/撮影:ラリーズ編集部

辻本駿(チームBM)1-3 関谷樹(T.T.M)〇
7-11 / 4-11 / 11-6 / 6-11

2回戦

〇吉村和弘(ケアリッツアンドパートナーズ)3-0 関谷樹(T.T.M)
11-6 / 11-3 / 11-5

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