高2の鈴木笙、前回王者下す大金星 敗れた宇田「弱気になってしまった」<卓球全日本> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 高2の鈴木笙、前回王者下す大金星 敗れた宇田「弱気になってしまった」<卓球全日本>

2021.01.15

文:ラリーズ編集部

<2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)、2021年1月11日~17日>

全日本卓球選手権男子シングルス4回戦で、鈴木笙(すずきしょう・静岡学園高)が前回優勝の宇田幸矢(明治大学)をゲームカウント4-3で破る大金星をあげた。

ジュニアベスト16の鈴木が金星

鈴木は、大阪の強豪クラブチーム・育徳クラブで中学まで腕を磨き、高校からは静岡学園の門を叩いた。現在は、エース兼主将としてチームを牽引している高校2年生だ。

今大会ジュニア男子シングルスでもベスト16に入り、一般男子シングルスもここまで勝ち上がってきた。


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

試合は、高校生らしい向かっていく気持ちで、鈴木が得点を積み重ねる。宇田は「相手は逆回転が上手かった」と鈴木の巻き込みサービスに対し、思うように得意のチキータが決まらない。試合中に首をかしげる場面が何度も見られた。


写真:宇田幸矢(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

ラリー力に秀でた鈴木は、宇田の甘くなったレシーブを狙い撃ち、優位にラリーを展開する。宇田も地力を見せ、フルゲームまで持ち込むが、最後はエッジで鈴木に勝利の女神が微笑んだ。

宇田幸矢、試合後のコメント

試合後、宇田は「いざ試合に入っていてみると、自分のプレーが何もできなくてそのまま試合が進んだ。自信を持って準備してきて、勝つ自信はあったが、コートに立った緊張感や相手が高校生で思い切って来る選手だったので、自分が食らいつけず弱気になってしまった」と振り返った。


写真:宇田幸矢(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

「苦手な技術に自信持って戦うことができなかった。もっともっと練習して自信を持ってプレーできるようにならないといけない」と肩を落とした。

男子シングルス4回戦


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

宇田幸矢(明治大学) 3-4 〇鈴木笙(静岡学園高)
11-5/8-11/10-12/12-10/4-11/11-9/7-11

鈴木笙の用具紹介

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